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はじめしゃちょーの自宅にまたも視聴者が突撃ーーファンの正しい振る舞い方を考える

2019年03月30日 09:51  リアルサウンド

リアルサウンド

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 3月27日、YouTubeチャンネル「はじめしゃちょーの畑」に『まじで極悪な親子が家に来ました。』というタイトルの動画が投稿された。動画の内容ははじめしゃちょーの自宅に視聴者であろう子供と親が尋ねてきたというものだ。


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 「尋ねてきた」というのはまだ優しい言い方だ。「突撃してきた」が正しいだろう。これまでも視聴者や少し変わったおじさんなどが突撃してきたはじめしゃちょーの自宅。だがこれを良しとしてはおらず、毎回動画の最後には「訪ねて来られると怖いし困ります」と注意を促している。それでも訪問が止まることが無いため、監視カメラをつけており、警察に通報するということも視聴者に伝え、徹底的にNOの姿勢を突きつけているにも関わらず今回のようなことが起こってしまった。


 今回は親がカメラを回し、子供を撮影しているという、少し考えづらい状況に「親が加担してたら俺たちが注意しても効かんぜ……」と呆然としてしまうはじめしゃちょー。メンバーが玄関に出て注意を促すも反省の色は無く「動画に映してください!」と頼んでくる始末だ。


 クリエイターの個人情報は有名になればなるほど、好奇心から「知りたい」と思う人間も少なくない。そこから自宅がバレてしまい、今回のようなケースに発展してしまったのだろう。毎日投稿される動画を見ていると親近感が湧いて、友達のような感覚になることはあるだろうが、実際に訪れるのはマナー違反だ。クリエイターに迷惑がかかるだけでなく、日夜問わず自宅の前に人だかりができてしまったら近隣住民にも迷惑がかかる。つまり、YouTube活動がし辛くなり、動画の投稿が困難になってしまうと、結果的に視聴者にも影響があるのだ。


 実際に会ってみたいという気持ちはもちろんあるだろうが、そのためにリアルイベントが開催されているのだ。正式な形でクリエイターとコミュニケーションを取るのが、ファンにできる正しい応援の仕方ではないだろうか。今後このような突撃動画がアップロードされないよう、ファン自身も振る舞いを考えるべきだろう。


(平岩知花)