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嵐 櫻井翔、ドリカムラジオで久々の“サプライ翔”ぶり発揮 サプライズ好きな一面を振り返る

2019年03月30日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 嵐・櫻井翔が、3月21日放送のラジオ番組『DREAMS COME TRUEのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)にサプライズ出演。ファンを中心に“サプライ翔”が降臨したと大きな話題を呼んだ。


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 “サプライ翔”は、櫻井の名前をもじった愛称。その発端は、昨年5月3日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)にまで遡る。同オンエアには、スピードワゴン・小沢一敬らがゲスト出演。小沢が自身の滑舌の悪さから、相手に正しく言葉を聞き取ってもらえないという話題から発展して、櫻井も過去のエピソードを披露。「“領収書、櫻井でお願いします”って言ったら、(株)サプライズって書いてあった」と、予想の斜め上をいく“書き間違いネタ”を明かした。その後、櫻井の行動が共演者より「“サプライ翔くん”」とネタにされた経緯などから、この呼び名がファンの間で浸透した。


 そんなサプライズの申し子=“サプライ翔”は、前述の『オールナイトニッポンGOLD』にて粋な計らいを用意。オンエア当日はDREAMS COME TRUEのデビュー30周年記念日にあたり、吉田美和と中村正人がリスナーからの質問「ドリカムに聞きたいこと」に回答した。櫻井は番組宛に、ラジオネーム・レッドとして思いの丈を投稿。「いつもドリの音楽に歌詞にパフォーマンスにたくさんの勇気をいただいてます」と、あくまで一般ファンのような書き出しで始める。


 櫻井のしたり顔が思い浮かぶのはここから。中盤から「初めて2人とご飯をした時のことでした。まさかまさかのサプライズ。美和さんが『HAPPY HAPPY BIRTHDAY』を歌ってくださいました」と、差出人が気になる展開に。内容を読み進めるうちに、吉田は差出人の正体に気付く一方、中村は「誰だ」と不思議がった。そして、終盤には「いま会いに行きます」との一言が。吉田が「ウソでしょ」と驚きの声を上げると、花束を持った櫻井がすかさず登場。2人はもちろん、ファンに対しても祝福の言葉を手短に伝えてスタジオを後にした。


 ユニットの大切な記念日に華を添え、リスナーを大いに盛り上げた“サプライ翔”。その笑顔の裏には、スタジオに長居をせず、あくまで2人の時間を大切にしたいという、櫻井の優しい心遣いが伺える。櫻井は嵐のなかでも、周囲を俯瞰して上手く気を配れるメンバーだ。“サプライ翔”による芸術的なまでに鮮やかな演出も、そんな人柄あってこそだろう。


 そんな“サプライ翔”の呼び名が誕生する以前にも、櫻井は数々の驚きを与えてきた。2016年9月11日には、二宮和也がMCを務める『ニノさん』(日本テレビ系)にて心温まるひと時を演出。この日の櫻井は、偶然にも二宮と隣接の収録スタジオだったことから、空き時間を利用してサプライズで登場。スタジオ登場後、二宮にカンペを見せて指示を出すと、楽しげな様子で現場を後に。それに対して、二宮が「(収録)頑張ってよ!」と手を振る場面もあった。その時間こそ僅かながらも、メンバー同士の何気ないやりとりに思わずほっこりとさせられる。


 ここまで完璧なサプライズを仕掛けてきた一方、プライベートでは可愛らしいミスをする場面も。櫻井は昨年2月放送の『VS嵐』にて、母親と2人で海外旅行をした際のエピソードを披露した。母親の誕生日を前にした同旅行時、本人には内緒でレストランの店員にバースデープレートを注文。しかし櫻井が席に戻ると、先程の店員が母親に隠さず「(名前の)スペル何でしたっけ?」と尋ねるなど、思わぬ“サプライズ返し”を受けてしまったようだ。海外ならではの体験に、“サプライ翔”も驚きを隠せなかったようである。


 さりげない優しさで他者を喜ばせる、生粋のエンターテイナーである櫻井。その一方、時には詰めの甘さを隠せない一面も愛くるしい。本稿で紹介したような出来事からは、櫻井が誰からも愛される理由を改めて実感させられた。次なる“サプライ翔”を目撃できる日は、いつになるのか。今頃また、悪戯っぽい笑顔を浮かべながら、募る期待を優に超えるようなサプライズを考えているに違いない。(青木皓太)