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「ディオール」ウィメンズ アーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリがバレエ作品の衣装を製作

2019年03月29日 23:42  Fashionsnap.com

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マリア・グラツィア・キウリの手掛けた衣装 Image by: ディオール
「ディオール(DIOR)」のウィメンズ アーティスティック ディレクター マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が、3月29日から4月2日までローマ歌劇場で上演されるバレエ作品「ニュイ ブランシュ(白夜)」の衣装を手掛けた。
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 同作は音楽家で作曲家のフィリップ・グラス(Philip Glass)へのオマージュとして特別に制作されたバレエ作品で、パリ・オペラ座バレエ団のエトワールやローマ歌劇場バレエ団の芸術監督を歴任したエレオノーラ・アバニャート(Eleonora Abbagnato)や、プリンシパル・ダンサーのフリーデマン・フォーゲル(Friedmann Vogel)が出演。振り付けはフランス人振付師のセバスチャン・ベルトーが担当した。

 マリアは上演のために16種類の衣装を制作。ダンスをする上で求められるテクニカルで審美的な要素に応えるため、軽やかでなめらかな素材を組み合わせた。制作にあたりマリアは「音楽、シナリオ、衣装など舞台芸術を支える様々な仕事に混じって、プロジェクトに参加できることに感激しています。私の仕事は『振り付け稽古』に似ていて、動きに完全になじむ衣装をつくることを目指しました」とコメントしている。

 マリアはディオールでもダンスを軸にしたコレクションを2019年春夏コレクションに制作。パリファッションウィークでは振付師のシャロン・エイアル(Sharon Eyal)を演出に迎え、ダンスとバレエ界のパイオニアであるイサドラ・ダンカン(Isadora Duncan)やロイ・フラー(Loie Fuller)らダンサーへのオマージュを捧げたショーを行った。
■ディオール:公式サイト