撮影を待つレクサスLC500 3月30~31日、富士スピードウェイでスーパーGTの公式テストが行われるが、それに先立つ3月29日、サーキットでは準備が行われた。GT500クラス、GT300クラスとも開幕に向けてカラーリングを完成させてきたチームも多いが、その他にも見どころの多いテストとなりそうだ。
例年、開幕に先立ち富士スピードウェイで行われる公式テストは、5月に開催される第2戦を見据えたテストとなるほか、開幕前の最後の公式テストともなり、注目の走行となる。また、第2戦で起用される第3ドライバー等も参加するなど見どころが多い。
3月30日の走行に向け、サーキットでは準備が進められたが、GT500クラスではすでにイラストが公開されていたRAYBRIG NSX-GTやこの日公開されたKeePer TOM'S LC500、WedsSport ADVAN LC500、また岡山公式テストでは完全なかたちではなかったARTA NSX-GTやDENSO KOBELCO SARD LC500がカラーリングを完成させるなど、GT500の全車がフルカラーリングとなっている。
一方GT300クラスでは、GT300車両用のバンテージGT3をシェイクダウンさせたばかりのD'station Vantage GT3がホワイトのボディで登場。また、岡山公式テストではフロントが仮のものだった31号車TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GTが、プリウスPHVのフロントをつけ、フルカラーで登場した。
また、空力面でも興味深い部分が。ホンダNSX-GT勢は、これまでオフのテストで装着していたフリックボックスのフィンが姿を消しており、新形状のフリックボックスとなった。また例年富士でのレースではふだんと違うフリックボックスを装着しているシンティアム・アップル・ロータスも、富士仕様を持ち込んでいる。
今回のテストでは、通常のテスト以外にも、DTMドイツ・ツーリングカー選手権とのジョイントイベントを見据えたものも行われるようで、興味深い2日間となりそうだ。