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サンドラ・ブロック、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオら『マトリックス』主演を断っていた

2019年03月29日 11:01  Techinsight Japan

Techinsight Japan

『マトリックス』の主役にオファーされていたサンドラ・ブロック
今年2月、映画『マトリックス』がどんな作品が理解できなかったためにオファーを断って後悔したと明かしたウィル・スミス。主役はキアヌ・リーブスが務めた同作品だが、ほかにも多くの有名人が候補に挙がっていたもよう。女優サンドラ・ブロックもその1人だった。

映画『マトリックス』(1999年)はキアヌ・リーブスを主役のネオに迎え、コンピュータが作った仮想現実の世界を舞台に繰り広げられる独特なアクションシーンが話題となって大ヒットを記録した。その後、2003年に2作目と3作目が公開されている。

『マトリックス』をワーナー・ブラザーズで制作するために一役買った映画プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏はこのほど『The Wrap』に、主演にはブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、ウィル・スミスら豪華俳優陣のほかに女優のサンドラ・ブロックも候補に挙がっていたことを明かした。

「必死になって覚えていないほどたくさんの人にアプローチした。サンドラ・ブロックにも声をかけたよ。『ネオを女の子にする』ってね。(プロデューサーの)ジョエル・シルバーと私はサンドラとは『デモリションマン』で仕事をしたことがあったんだ。彼女は当時からずっと素晴らしい友人だった。興味があるか考えてもらうために台本をサンドラに送ったよ。もし彼女が興味を持ってくれたら、(女性に)変更しようと思っていたんだ。(結果として)当時の彼女がやりたかった作品ではなかったけど。」

「最初に『イエス』と返事をしてくれたのはブラッド・ピットだった。ただ当時の彼は『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の撮影中で、それが終わった頃には『この役を引き受けるには疲れすぎてしまったよ』と言ったんだ。」

「次にレオナルド(・ディカプリオ)に話を持っていったんだ。彼も『イエス』と答えてくれた。我々は彼とミーティングをしたけれど『タイタニックが終わったばかりだから、またすぐに視覚効果映画はできないよ』と断られた。それでウィル・スミスが参加したけど、彼も降りたね。」

ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏は断られた理由について、監督と脚本を務めたラリー、アンディ・ウォシャウスキー兄弟(現:ラナ、リリー・ウォシャウスキー姉妹)に当時、ほとんど経験がなかったことを挙げている。

「1作品しか作っていない若い男たちで、そんな彼らがかなり理解しづらい脚本を監督するんだからさ。」

「良いニュースだったのは、キアヌがやるって言ってくれたことだよ。彼は素晴らしかった。」

なお、ローレンス・フィッシュバーンが演じたモーフィアス役に関しては、アーノルド・シュワルツェネッガーやマイケル・ダグラスにアプローチをしたことも明かしている。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)