トップへ

花、コーヒー、香水が毎月送られてくる……“丁寧な暮らしを叶えるサブスクサービス”3選

2019年03月29日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

 音楽を所有することは、今では一部のファンがその所有欲を満たすためのものになりつつある。きっかけはSpotifyやApple Musicをはじめとする『サブスクリプション型』の配信サービスの台頭だ。


(参考:急成長中のYouTubeチャンネル「in living.」が提示する“自然体な暮らし”


 音楽のみならずこの定期購読、月額課金のビジネスモデルはクラウドが主流となったインターネットのあらゆる分野で人々の新しいスタンダードになりつつある。そんな、いわゆる『サブスク』の中でも今もっともホットなのが、クラウドを飛び越えた先にある、リアルアイテムだ。


■2週間に1度、無料でお花が届く『FLOWER』
 ボタニカルな暮らし方をインスタグラムで見かけることはあっても、記念日や祝い事でもない限り、なかなかお花を買う機会が少ないも事実。そんな意外とハードルの高かった花の購入もサブスクモデルならスマホ一つでグッと身近になる。


 『FLOWER』は2週間に1度、選んだ好みの花が届くサービスだ。「1輪」と「ブーケ」の2種類から選択でき、1輪の場合は無料(別途送料 ¥360)という気軽さが魅力。ブーケプランも初回は送料のみで注文できる。


 また、花を飾る花器も購入できるので綺麗に飾ることに頭を悩まされることなく、届いたその日から花のある素敵なライフスタイルを実現できる。確かにお花屋さんでじっくり選ぶ楽しみや情緒もあるが、綺麗な花が数タップで自宅に届く体験性は非常に大きく、1度利用すればハマってしまう人も多い。


 バイラル効果が期待できるアプリだけに招待コードもきっちり用意されており、招待コードから友達が利用することでブーケプランを無料で利用できるチケットが付与される。Twitterはもちろん、インスタストーリーにもシェアできるので、機会があれば積極的に利用してみたい。


公式サイト:https://flowr.is/


■家で楽しめるスペシャリティコーヒー『PostCoffee』
 先日、3月19日にiOSアプリをリリースしたのがコーヒー豆のサブスクサービス『PostCoffee』だ。コーヒーがポピュラーな飲み物になった「ファーストウェーブ」、スタバなどのコーヒーチェーンが台頭しコーヒーが洗練された飲み物になった「セカンドウェーブ」、そして原産地やコーヒーの抽出方法などにこだわった特別な一杯(スペシャリティコーヒー)が求められるようになった「サードウェーブ」。


 PostCoffeeはそんなサードウェーブの文化を自宅で簡単に楽しめるサービス。毎日飲みたくなるコーヒー豆をアプリから簡単に注文することができる。無料会員は1パッケージ(150g/1280円+税)を注文することができるが送料が別途発生。


 しかし、マンスリー会員になると月額1280円で1パッケージを送料無料で注文できる。さらに今なら先着3,000名限定で「飲み比べスターターキット」も無料配付中。スターターキットにはドリッパーとペーパーフィルター、それぞれ1杯分、挽かれた状態の3種のコーヒー豆が入っている。美味しくハンドドリップを楽しめるようにサイト上にもヘルプページを用意しているので、初めての人でも安心。


 また、挽かずに豆の状態で注文することもできるので、自宅にコーヒーミルがある人はより香り高い一杯を楽しめるはずだ。


公式サイト:https://postcoffee.co/


■500以上の香水から選べる香りのサブスク『SCENTPICK(セントピック)』
 4月初旬のスタートを予定している『セントピック』は月に1度好きな香りの香水が届く、香りのサブスクサービス。100以上のブランドから好きな香水を選ぶと、約50プッシュ分、1ヶ月で使い切れるサイズのアトマイザーに入って送られてくる。


 普段、香水を購入する習慣がある人ならわかるかもしれないが、香水はラグジュアリーブランドになれば50mlで数万円というものもザラ。それ故に好きな匂いを気軽に楽しめないのが課題だった。セントピックにはラグジュアリーブランドからニッチな物まで500以上をラインナップ。その中から定額で香水を選べるようになれば、今までは使えなかった香りも気軽に試せそうだ。サービスは4月の初旬開始予定で月額1,680円からとなっている。


■理想のミニマリズムと欲望のマキシマリズムの間を捉えるサブスク
 物を所有しない/したくない生き方のミニマリズムがムーブメントになる一方で、あらゆる物をスマホから簡単に注文でき、所有欲を刺激するマキシマリズムを促進する時代でもある。


 サブスクリプションは手軽に購入でき、いつでもそれを解約という形でやめることができるモデル。持ちたくなくなったら持たなくて済むし、まさにサブスクは断捨離欲と所有欲の狭間で揺れる現代人の心理状態にぴったりなサービスと言える。今後も様々な形でサブスクサービスが増えてくると、その度についつい手を出してしまいそうだ。


公式サイト:https://scentpick.jp/


(げんきくん)