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プラスチックごみの排出削減にもつながる世界初のリフィル型浄水カートリッジが誕生

2019年03月28日 21:01  Techable

Techable

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「Phox V2」は、英グラスゴーのスタートアップ企業「Phox Water」によって開発された世界初のリフィル型浄水器用カートリッジ。

従来、その多くが使い捨てとなっている浄水用カートリッジと異なり、カートリッジの中身を補充することで、プラスチックごみを排出しないのが特徴だ。・世界初のリフィル型浄水器用カートリッジ水道水を安全に飲むことのできる国や地域では、家庭用浄水器が普及しているが、取り替え式カートリッジの多くはプラスチック製で、使用後、そのまま廃棄されているものがほとんどだ。

「Phox V2」は、専用のポット型浄水器「Phox V2 Jug」からカートリッジ容器を取り出し、粉末状のカートリッジをこの容器に詰めて、浄水器に戻すというシンプルな仕組み。

5層からなり、水道水の不純物を除去するだけでなく、ユーザーの好みやニーズに応じて、硬度を和らげたり、ミネラルを添加して抗酸化作用を高めるなど、清潔で美味しい水をカスタマイズできるのも利点だ。

「Phox V2」は45日間使用でき、交換用のものはメール便で郵送される流れとなっている。・2019年夏からの量産に向けてキックスターターで資金調達中「Phox Water」では、2019年夏からの「Phox V2」の量産に向けて、1万5000ポンド(約217万6500円)を目標に、2019年3月からキックスターター(Kickstarter)で資金調達を実施中。

45ポンド(約6530円)以上を出資したサポーターには、報酬として「Phox V2 Jug」1台と3回分の「Phox V2」が提供される予定だ。(文 松岡由希子)

Phox Water