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Team DreamDrive 2019スーパー耐久第1戦鈴鹿 レースレポート

2019年03月28日 13:51  AUTOSPORT web

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Team DreamDriveのBRIN・NAUB RS3 LMS
ピレリスーパー耐久2019 Round.1 SUZUKA“S耐”春の陣
開催日時:2019年3月22日~3月24日
開催地:三重県 鈴鹿サーキット
Wether/Condition:【予選】晴れ/ドライ 【決勝】晴れ/ドライ
ドライバー:A 竹田直人/B 白坂卓也/C 田ヶ原章蔵

 2019年は昨年と同様、開幕戦は鈴鹿ラウンドとなったピレリスーパー耐久シリーズ。ST-TCRクラス参戦3年目を迎えたTeam DreamDriveはカラーリングを赤ベースに変更したアウディRS3 LMSでチーム一丸となってクラス優勝を目指す。

オフィシャルプラクティス
 春らしい気候となった当日は過ごしやすいとはいえ、風は冷たく時おり冬の寒さを感じる。コンディションに悩まされセットが決まらず昨シーズン後半に見せたスピードとはいかない。苦しみながらもメニューをこなし明日の予選シミュレーションを行った。

公式予選
 Aドライバーは昨年同様竹田選手が担当。レースウイーク中自己ベストを更新しており期待が高まるなか予選がスタート。公式予選タイムでもベストを更新する走りを見せるがライバルチームのスピードに及ばずクラス4番手で終えた。
 
 Bドライバーは3年連続で白坂選手がステアリングを握るも本調子のスピードで走りきれずクラス6番手。ABドライバー合算タイムでも後続に交わされクラス6番手のポジションとなった。
 
 Cドライバーも昨年同様田ヶ原選手が担当。全クラス混走での予選ということもありクリアで走ることも困難だったが決勝を意識した走りに徹し予選が終了した。

決勝
 真冬を思わせる気温となった決勝当日。予選結果のグリッド順を考慮しスタートドライバーはAドライバーの竹田選手が担当する。5時間の耐久レースということもありピット作業やタイミングを考慮し柔軟に対応できる作戦をとった。
 
 定刻になりローリングスタートで各車一斉にスタートを切る。竹田選手は無難な走りを見せ1時間を少し回ったタイミングで2スティント目に走る白坂選手にハンドルを託した。丁度そのタイミングでフルコースイエロー(FCY)となりドライバーチェンジとピット作業がFCY中に終わり前方のライバルチームとのマージンが縮まる形になった。
 
 その後も立て続けにFCYが出る波乱の展開。各チームもここぞとばかりにピットストップ。解除タイミングなど運次第だが、2時間経過地点ではクラストップとなる。
 
 その後のFCYとSC導入などレースがたびたび中断する事態に。Team DreamDriveは丁度2時間20分前後で2度目のピットストップをとり田ヶ原選手にバトンをつないだ。田ヶ原選手は安定した走りを見せ40分を経過する頃、FCYが導入されるが残り2時間弱。まだ予定の半分程度だったのでピットストップは見送る形をとり、予定通りの走行でラストスティントの白坂選手につないだ。

 本調子でないまでもうまくマシンを操りまずまずのラップタイムを刻んでいたが、結果的には4度のFCYやSC導入など波乱に満ちた決勝レース。恩恵を受けた場面もあったがクラス5番手でのチェッカーとなった。
 
 鈴鹿サーキットでの開幕ということもあり多くの協賛企業や関係者にご来場いただくなかで結果を残すことができない悔やまれる決勝レースとなりました。次回までにしっかりと準備をし仙台SUGOラウンドに挑みます。

ピレリスーパー耐久シリーズ2018 鈴鹿ラウンドを終えて
代表・監督 澤田栄宏
「3年目のスーパー耐久と言うことで、オフ期間も走り込みを行い開幕に備え準備万端だったはずが、予選決勝とスピードに苦しんだ結果となってしまいました」

「鈴鹿は得意なコースだったので悔やまれますが、気持ちを切り替えて次戦のSUGOラウンドでリベンジですね。沢山の関係者、協賛企業様にご来場いただきいつも感謝しております。引き続きDreamDriveの応援お願いします」

Aドライバー 竹田直人
「鈴鹿とは、毎年いつも相性が良くないレースが続きます。このオフシーズンに何度も走行しに来て、とても良い感触を得ていたのにレースウイークでは本当に速さがありませんでした」

「まだまだやるべきことがあると思い知りました。今一度出直して参ります。ただお客様は最大多くて驚きました。ピット裏にはお菓子の山です。本当に感謝しております。次はみなさんを笑顔に変えられるように頑張ります」

Bドライバー 白坂卓也
「フリー走行からマシンのフィーリングがあまり良い方向ではなく、予選は下位に沈んでしまいました。しかし、決勝ではFCYのタイミングにも助けられトップに浮上することができ、良い流れを掴めたと思ったのですが……」

「セーフティカー中のレギュレーション認識不足によって大きなチャンスを無駄にしてしまった部分においてはチーム全体の課題として改善する必要があると感じました。次戦菅生ラウンドでは表彰台に戻れるように頑張ります!」

Cドライバー 田ヶ原章蔵
「シーズンオフからチームのみんなが素晴らしいクルマを用意してくれていたのですが、週末は予定外のパフォーマンス不足になり、厳しい戦いになってしまいました。それでもレース中盤はトップを走るもトップと58秒差の5位という結果になりました」

「ハイレベルのクラスらしいレースになり、作戦でも翻弄されたレースでしたし、今一歩“何か”が足りなかったようです。我々に明けない朝はないと信じて、また初心に帰り、そして楽しみながらやる! の気持ちで前を向きます!」

「沢山の応援、支援、本当にありがとうございました。皆さんの応援が力になります、引き続き宜しくお願い申し上げます!」