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『ひよっこ2』乙女寮の同窓会が開かれたワケとは? 竜星涼と井之脇海が“あの約束”を果たす

2019年03月27日 19:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 NHKのスペシャルドラマ『ひよっこ2』では奥茨城母の会の開催に続いて、今度は東京で乙女寮の同窓会が開かれた。


【写真】祝福されるみね子とヒデ


 ここで乙女寮のメンバーをおさらいしておこう。ヒロインのみね子(有村架純)が親友の時子(佐久間由衣)と一緒に奥茨城から上京して、はじめに勤務することになったのが東京都墨田区向島にあるトランジスタラジオの製造工場だった。その工場に隣接した寮の名が「乙女寮」。そこで同室となったのが、それぞれ故郷を離れ、“集団就職”で東京へとやってきた、さまざまな境遇の女の子たちだった。大人びた雰囲気を持つしっかり者の寮長の幸子(小島藤子)、可憐な雰囲気を持った優しい心の持ち主である優子(八木優希)。そしておかっぱ頭に眼鏡がトレードマークでどこまでもマイペースな澄子(松本穂香)、生真面目さと気の強さが特徴的な澄子(藤野涼子)。そして、当時、乙女寮の舎監として彼女たちの身の回りの世話をしていたのが愛子さん(和久井映見)。この7人が一堂に会した。


 そもそも集まるきっかけとなったのは、工場の閉鎖とともに秋田に帰郷した優子の手紙から。優子は、乙女寮で6人で過ごしていた部屋の名前である「コスモス」から名付けた秋桜子と名付けた娘を連れてやってきた。はるばる秋田から優子が訪れるということだけあって、何かあったのかと心配になる一同だったが、「どうしてもみんなに会いたくなってね」と単なる純粋な想いから。優子の手紙がなかったら、私たちはこの光景を見ることもできなかったかもしれない。


 彼女たちの近況報告が飛び交う中で、脚本家・岡田惠和からのサプライズも送られた。綿引(竜星涼)と雄大(井之脇海)の再会だ。『ひよっこ』では、みね子の父親探しに親身になってくれていた警察官の綿引。乙女寮の皆、そして当時は幸子の恋人だった雄大と綿引は休みの日に出かけるほど仲を深めていた。しかし、父親の怪我により綿引は警察官を辞めて、実家に帰ることになる。綿引と雄大はラーメンの屋台で最後の日を過ごし、雄大が「僕がおごりたいんだ」と頼んで綿引から148円を借り、そのお金でラーメンをご馳走するシーンがあった。「返しに会いに行く」(雄大)「変なやつだな。必ず返しに来いよ」(綿引)と笑い合った。


 その後、綿引の登場はあったものの、雄大は一切姿を表さなかった。だが、『ひよっこ2』でウィーンから戻った雄大と綿引がラーメン屋で再会。「あん時のラーメン代!」と雄大が言って返すと、雄大に「いやいやいや、茨城からの交通費の方がはるかに高いんだげど」と笑いながら返す綿引。2人の再会にはネット上でも喜びの声が上がっていた。今夜の放送では誰との再会が待っているのだろうか。


(大和田茉椰)