趣味なびは3月26日、「『趣味』に関するアンケート調査」の調査結果を発表した。調査は2月13日~15日の期間に、30~59歳の男女1204人を対象にインターネット上で実施。30~50代の約80%の人が、「趣味がある」と回答した。
趣味がある人の割合を、男女別でみてみると、男性(84.6%)は女性(75.2%)より約10ポイント高かった。
趣味がない人ほど理想寿命「65歳以下」の割合が高い
現在、生きがいを感じている度合いをパーセンテージで聞いたところ、「50%くらい」と回答した人が18.8%で最も多かった。
生きがい度合80%以上の割合は、趣味があるという人は23.5%だったが、趣味がない人では12.4%しかいなかった。趣味がある人の方が生きがいを感じやすい傾向にあるようだ。
次に、「65歳以上になったとき、あなたが一番時間を使っていることは何ですか?」と聞いたところ、1位が「趣味」で43.1%、2位が「家族との時間」で30.4%という結果となった。
男女別でみてみると、男性は「仕事」を、女性は「家族との時間」を大切にしたいという考え方の違いが出た。年代別でみてみると、年代が若いほど趣味をしたいと思う傾向があり、定年の近づく50歳以降になると仕事をしたいという心境の変化もみられた
理想の寿命については「80歳」と回答した人が最も多く、25.8%だった。次が「85歳」(15.7%)、「75歳」(12.5%)、「90歳」(11.0%)となっている。
趣味がある人とない人では比較的差のない結果であった。しかし理想寿命65歳以下に着目してみると趣味のある人では11.1%だったのに対し趣味のない人では18.7%だった。趣味がない人ほど長生きを望まない傾向にあることがわかる。
また、理想寿命85歳以上を希望とした人を比較すると、趣味がある人は39.7%、趣味がない人は34.1%で、趣味がある人ほど長生きしたい傾向にあることがわかった。