ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、チームが2019年のシーズン開幕戦オーストラリアGPでチームが発揮した強力なペースは、次戦バーレーンGPでも維持できると考えている。
メルボルンではケビン・マグヌッセンが6位に入ったものの、ロマン・グロージャンがピットインの際のトラブルから途中リタイアとなり、惜しくもチームとしてのダブル入賞は逃した。
この結果を踏まえてシュタイナーは、バーレーンの砂漠地帯で行なわれる次戦において、ハースが再び中団グループのトップチームのひとつとして戦うことになると見ている。
「我々のマシンが速いことは、バルセロナとオーストラリアで示されてきた。バーレーンでの走りについても変わることはないと考えている」とシュタイナーは述べた。
「中団でこのような戦いが繰り広げられているのは、F1にとって素晴らしいことだ。もし1位、2位、3位といった先頭争いにおいても同様の混戦が生じていれば、面白いことになっていただろう」
「ほとんどすべてのレースで異なる優勝者が出ていた可能性があったし、トップ3チーム以外のドライバーが表彰台に加わることもあっただろう。とてつもない接戦になる」
「次戦以降の戦いも楽しみにしている。コースに出たときに戦う目標があるということは、いつだって良いものだ」
中団で繰り広げられている激戦のなかから、いくつかのチームはF1の先頭集団に近付きつつある。だがシュタイナーは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強との間には今も差があることを認識しており、幻想を抱いてはいない。
「我々は彼らに近付いているものの、まだ少し遅れをとっている」とシュタイナーは認めた。
「我々のプランは、4番手の座をゆるぎないものにすること、トップ3チーム以外での最上位になるために戦うことだ」
「そうすればもし上位3チームに何かが起きたとき、我々は表彰台を狙える好位置にいることになる」