3月27日(水)、富士スピードウェイで行われている第2回スーパーフォーミュラ公式合同テストの2日目が行われ、終始好転に恵まれたコンディションのなか、午前は山下健太(KONDO RACING)がトップタイムを記録した。山下は前回の公式テスト1回目の鈴鹿でもトップタイムをマークしており、新型マシン、SF19が導入される今シーズンのスーパーフォーミュラで頭ひとつ抜け出しつつある。
初日に続いてREAL RACINGは塚越広大がAドライバー、レギュラードライバーのトリスタン・シャルパンティエはBドライバーでエントリーし、午前はシャルパンティエが走行を行った。
テスト開始の時点の気温は12度、路面温度は15度で、セッション開始から晴れており、ドライコンディションでの走行となった。
9時のセッション開始と同時に、続々とマシンがコースイン。全車走行を行っていたが、約13分経過したところで赤旗が掲示。7分ほどの中断で再開され、再び走行を重ねていく。
セッション折り返しの1時間が経過した時点では、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が1分22秒970でトップにつけ、2番手が中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、3番手が平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)とトヨタ勢が上位3台続いた。
その後、1時間2分が過ぎた頃に2度目の赤旗が振られ、約8分セッションが中断。1時間39分過ぎには、平川が100R(4コーナー)のアウト側でクラッシュし3度目の赤旗が掲示された。平川のマシンはフロントウイングが外れた状態でクラッシュの大きさが想像できたが、モニター上では自力で脱出してマーシャルの指示に従っていたようで大きな怪我はなかった様子だった。
この赤旗中断によってセッションの5分延長が告げられ、1時間50分時点で再開。各車再び予選モードでタイムアタックに入っていったが、その直後にセクター3でダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)が飛び出しマシンストップ。4度目の赤旗後の残り5分は、各マシンがトップタイムを塗り替えていき午前のセッション終了となった。
2時間5分の走行でトップタイムをマークしたのは、山下で、タイムは1分21秒798。続く2番手は1分22秒146でニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、3番手は1分22秒225で中嶋一貴だった。
ホンダ勢トップは1分22秒243を記録した4番手の福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、1分22秒325で5番手をマークした坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がルーキー勢トップタイムとなる。
富士で行われる公式合同テストの最後のセッションは、14時~16時に行われる。