ジム・キャリー、裏口入学で起訴のロリ・ロックリンらをアートで批判　「いつか落第する」

全米を騒がせている名門大学への裏口入学問題で、今月12日に関係者50人が起訴された。テレビドラマ『フルハウス』や『フラーハウス』で知られる女優ロリ・ロックリンや『デスパレートな妻たち』の女優フェリシティ・ハフマンらも逮捕された。一連の騒動を、近年では絵画で世界情勢を表現する才能を発揮している俳優のジム・キャリーが芸術的に批判した。

現地時間12日に富裕層の親や関係者50人が子供を名門大学に裏口入学させたとして起訴された。ロリ・ロックリンは現地時間13日にカナダから帰国し、逮捕されている。ロリと夫でファッションブランド「モッシモ」の創始者モッシモ・ジャヌリは娘のイザベラさん（20）とオリヴィアさん（19）を南カリフォルニア大学（USC）に入学させるために50万ドル（約5580万円）を支払い、USCのボート部枠で入学させていたが、実際はボート部には在籍していなかった。ロリと夫モッシモは、それぞれ100万ドル（約1億1100万円）を支払って釈放されている。

そのような中、ジム・キャリーがロリ・ロックリンらを痛烈に批判した。ジムは6年ほど前から絵を描き始め政治的な意見を芸術を通して伝えており、日々ツイッターに作品を投稿している。

渦中のロリの顔を描いたジムは現地時間18日にそれを投稿し、単位を落とすことを意味するFailの「F」を学校の先生がつけたように記した。ジムはツイッターで「ロリ・ロックリン、フェリシティ・ハフマン、その子供たちだけじゃない、不正した人たちはみんないつか、落第することになる」と言葉を添えた。このジムのアートには現地時間27日までに2万件以上の「いいね！」と900件以上のコメントがついている。

ジム・キャリーは他にも、今月15日にニュージーランドのクライストチャーチにあるモスクで起きた銃乱射事件についての作品を公開。ジム本人が涙を流している絵に「僕の心はあなたたちと共にあります、ニュージーランド。僕の涙は僕たちみんなのためです」と思いを伝えていた。

画像は『Jim Carrey　2019年3月18日付Twitter「It’s not only Lori Loughlin, Felicity Huffman and their kids, but ALL cheaters who will eventually receive a failing grade.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　朝倉リリー）