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ミック・シューマッハーのフェラーリ&アルファロメオでのF1テストデビューが正式発表。「楽しみで仕方ない」とビッグチャンスに興奮

2019年03月27日 08:21  AUTOSPORT web

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ミック・シューマッハー
フェラーリとアルファロメオは、26日、F1バーレーンGP後の合同テストで20歳のミック・シューマッハーを走らせることを正式に発表した。シューマッハーは7度のF1チャンピオン、ミハエルの息子で、現在フェラーリの若手育成プログラム、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のメンバーだ。

 今週多数のメディアが伝えていたとおり、シューマッハーは4月2日(火)にフェラーリSF90、3日(水)にはアルファロメオC38を走らせる。シューマッハーは2007年、父が走らせた1994型ベネトンでデモランを行った経験は持つものの、本格的なF1テストを行うのは今回が初めて。

 シューマッハーは2018年にヨーロピアンF3でタイトルを獲得、2019年にFIA-F2に参戦することが決まっており、バーレーンの週末にF2デビューを果たす。

「これ以上ないほど興奮している。この機会を与えてくれたフェラーリに感謝したい」とシューマッハーはコメントした。

「素晴らしい経験になるはずであり、とても楽しみだ。でもF2デビューを控えているので、とりあえず今はF1テストのことは考えないようにして、F2の週末に100パーセント集中したい」

 フェラーリはバーレーンテスト2日目にはレースドライバーのセバスチャン・ベッテルが走行することも明らかにした。また、スペインGP後のテストではFDAのメンバーであるカラム・アイロットをアルファロメオのF1マシンに乗せることも発表した。

「フェラーリ・ドライバー・アカデミーは、才能ある若者のためのハイレベルな育成プログラムとして大きな価値を持つものと、我々は確信している」とチーム代表マッティア・ビノットはコメントした。

「シャルル・ルクレールにレースシートを与えるという決断を下したことがその証明である」

「今回ミックとカラムにF1カーをドライブする機会を提供することができて非常に喜んでいる。1月にFDAに加入したミックと、2017年からメンバーのカラムはさらに上を目指していくドライバーであり、バーレーンとバルセロナでの公式テストに参加することは、彼らの現時点でのキャリアに役立つものと私は確信している」