富士スピードウェイで行われている第2回スーパーフォーミュラ公式合同テスト。初日の午後は、ルーキーの坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がトップタイムをマークした。赤旗が4回出た午前のセッションとは打って変わって、午後のセッションは中断はなくスムーズに進行。各車、4月20日に鈴鹿で迎える開幕戦に向けて、精力的に周回を重ねた。
春休みということもあってか、平日にも関わらず富士スピードウェイには大勢のファンが詰めかけた。午後には晴れ間も広がり、完全なドライコンディションでセッションが始まった。
走行開始とともに各マシンが積極的にコースへ出て行き、ロングラン主体のプログラムを進めていった。序盤は頻繁に順位が入れ替わったが、開始から30分も経つと順位に大きな動きは見られなかった。
17号車のREAL RACINGは午前は塚越広大がステアリング握ったが、午後はトリスタン・シャルパンティエがコックピットに収まり、周回を重ねている。
セッションの折り返しまではニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)がトップにつけていたが、残り時間が1時間を切ったところでハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing Team)や平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がトップタイムを塗り替えていく。
その後、ルーカス・アウアー(B-Max Racing Team)が1分22秒391というタイムをマーク。富士スピードウェイのコースレコードは、2014年のスーパーフォーミュラ第2戦で記録された1分22秒572。まだ開幕前のテストとはいえ、午前のセッションに引き続きコースレコードを上回る速さをみせた。
終盤になるとアタックを行うマシンが増え、そのなかで坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がアウアーのタイムを上回る1分22秒204を記録してトップに立った。セッションはこれで終了となり、ルーキーの坪井とアウアーがワン・ツーでテスト初日を締めくくった。
公式テスト2回目は明日27日に2日目を迎え、午前のセッションは9時00分から開始される。