トップへ

『ひよっこ2』で開かれた奥茨城母の会 減量した佐藤仁美の姿も話題に

2019年03月26日 17:11  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』の2年後が描かれた『ひよっこ2』。オープニングはヒロイン・みね子(有村架純)とヒデ(磯村勇斗)の結婚会見から幕を開けて2人の笑顔に迎えられると、おきまりの「Pon pon pon…」と桑田佳祐が歌う主題歌「若い広場」が聴こえてきて、一気に『ひよっこ』の世界に誘われた。


【写真】茜にいじられっぱなしのヤスハル


 奥茨城の谷田部家のみんな、あかね坂商店街の人々、キャラクターがひとりひとり顔を見せる度に思わず顔がほころんでいった。「懐かしいひよっこメンバーが再集結!」と謳っているだけあって、あの人もこの人もと30分のうちに、たくさんの登場人物たちが、変わらないその姿を見せてくれた。


 みね子が部屋を出てからすずふり亭に向かう途中には、祐二(浅香航大)と啓輔(岡山天音)の漫画家コンビが徹夜をしながら朝を迎え、澄子(松本穂香)と豊子(藤野涼子)の姉妹のようなやりとりが微笑ましい。『ひよっこ』の終盤で中華料理屋の五郎(光石研)と安江(生田智子)夫婦の元に訪れた養子の茜(上杉美風)も元気いっぱいですっかりあかね坂商店街の天使になっていた。茜は父親の五郎に「父ちゃん。さぼらないでちゃんと働いてね」と声をかけ、柏木堂のヤスハル(古舘佑太郎)には「ヤスハル! 頑張れ~」とひといじりしてから学校へ向かう。


 『ひよっこ2』では、奥茨城母の会の開催の様子も届けられた。みね子の母・美代子(木村佳乃)、時子(佐久間由衣)の母・君子(羽田美智子)、三男(泉澤祐希)の母・きよ(柴田理恵)は、いつもと変わらず、それぞれ我が子の近況を報告し合う。ここで一躍話題になったのが、みね子と共にすずふり亭で働き、きよの長男・太郎(尾上寛之)の嫁として角谷家に嫁いで来た高ちゃん(佐藤仁美)の変貌だ。高ちゃん演じる佐藤は『ひよっこ』放送後に、ライザップのプログラムに参加し12キロ以上の減量に成功。脚本の岡田惠和はインタビュー時に、「一番僕を悩ませた」と明かしていたが、物語内で高ちゃんが痩せようと決めたきっかけのエピソードも作られており、このシーンはネット上でも盛り上がっていた。


 高ちゃん、そして三男の嫁である米子(伊藤沙莉)のことをきよは心から喜んでいた。実は、太郎と三男の間には二郎という子どもがいたが、産まれて1週間ほどで亡くなってしまっていたのだ。2人が来てくれたことを「幸せだよ。よかったよ~」と涙ぐむ一幕もみられたが、気がつくといつもの笑いの絶えない奥茨城母の会に。一方の東京で三男は相変わらず米子のテンションに振り回されっぱなしの様子だ。


 ネット上では「ひよっこ」「幸せ」の言葉が連なったコメントが多くみられた。早速昨日の放送を見逃してしまった声も多かったようだが、あと3回の放送のどこかで、みね子たちの最近の日常がどのように変わっているのか、ぜひのぞいてみてほしい。


(大和田茉椰)