3月23日、ドイツ・ニュルブルクリンクで、VLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦『ADACウェストファーレンファート』の予選と決勝が行われたが、この場に訪れていたアストンマーティン・レーシングの関係者によると、今季AMRは6月21~23日に開催されるニュルブルクリンク24時間には、ワークスとして参戦しないようだ。
今季はヨーロッパでもレースカレンダーが非常にタイトであり、ニュル24時間の1週間前には、フランスでル・マン24時間が開催される。LM-GTEクラスに複数のヴァンテージGTEを投入しているAMRだが、チームの規模としても他メーカーより小さく、ロジスティクスやワークスドライバーの人員も限られていることから、2週間連続の耐久レースは厳しく、今季のニュルへの参戦を見送るという苦渋の決断となったようだ。
新型ヴァンテージGT3は、2018年のVLN最終戦にもテスト参戦しており、そのパフォーマンスから今季上位を戦うのではと言われていたが、残念ながら今季の24時間では観られなくなった。
「大好きなニュルに出られないのはとても残念で仕方がないよ」というのは、ニュルブルクリンクで豊富な経験をもつアストンマーティンワークスドライバーのマキシム・マルタン。
とはいえ、ニュルブルクリンクにあるアストンマーティン・テストセンターチームは例年どおりジェントルマンドライバーらをサポートし、VLN及びニュル24時間レースに参戦する予定だ。