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「リボーンアートフェスティバル」第2回はエリア拡大、草間彌生や浅野忠信らが参加

2019年03月26日 12:42  Fashionsnap.com

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石巻と牡鹿半島を中心に現代アート、音楽、食にフォーカスした総合芸術祭「リボーンアートフェスティバル 2019(Reborn-Art Festival 2019)」が、8月3日から9月29日まで開催されることが決定した。第2回を迎える今回は「いのちのてざわり」をテーマに、草間彌生や増田セバスチャン、浅野忠信らが出品。新たにマルチキュレーター制を導入し、名和晃平や小林武史らがキュレーターに名を連ねる。

 アートでは新たな展示エリアとして網地島を追加し、エリアを拡大。小林がキュレーションする桃浦エリアは「リビングスペース」をテーマに草間や増田、パルコキノシタらの作品を公開する。名和は荻丘エリアのキュレーションだけではなく自身の作品も出品。このほか、島袋道浩がキュレーターを務める鮎川エリアには吉増剛造や青葉市子、豊嶋秀樹がキュレーションする小積エリアには坂本大三郎+大久保裕子や津田直、堀場由美子、ワタリウム美術館館長の和多利恵津子と同館キュレーターの和多利浩一が構成を手掛ける網地島エリアには浅野や伊藤存+青木陵子、小宮麻吏奈、ロイス・ワインバーガー、中沢新一がキュレーターとなる市街地エリアにはザ・クーニンが参加する。
 フードでは、カリフォルニア州バークレーにある人気レストラン「Chez Panisse」の元総料理長兼アーティストのジェローム・ワーグと、ワーグとともに「the Blind Donkey」を神田に出店した原川慎一郎の2人がディレクターを担当。「石巻フードアドベンチャー」をコンセプトに掲げ、現地の食材や食文化を取り入れたメニューを提供する。
 音楽のコンテンツでは、映像とともに視覚化される音楽が体験できるオープニングイベントが8月3日と4日の2日間で行われる。また、2017年に第1幕が上演されたポストロックオペラ「四次元の賢治」の第2幕と第3幕を7月13日に岩手・釜石市民ホールTETTO、9月22日と23日に宮城・塩竈市杉村惇美術館で開催。宮沢賢治の原案をベースに脚本を中沢新一、音楽を小林武史がそれぞれ手掛け、キャストには満島真之介やSalyu、水曜日のカンパネラのコムアイ、ヤマグチヒロコらを迎える。
■Reborn-Art Festival 2019会期:2019年8月3日(土)~9月29日(日)58日間会場:牡鹿半島、網地島、石巻市街地、松島湾(石巻市、塩竈市、東松島市、女川町)※網地島エリアは8月20日(火)から開催公式サイト