フォーミュラE第6戦でダニエル・アプトがポイントを獲得
◆中国の三亜で初開催されたE-Prixでダニエル・アプトが5位フィニッシュ
◆アウディスポーツ・アプト・シェフラーはチームランキングでトップと1ポイント差に迫る
◆ルーカス・ディ・グラッシはアクシデントに巻き込まれて走行を断念
2019年3月23日、三亜(中国):電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第6戦が中国の三亜で初開催されました。アウディドライバーのダニエル・アプトは、このレースで5位に入り、貴重なポイントを獲得しました。
その結果、アウディスポーツ・アプト・シェフラーは、チャンピオンシップのチームランキングをさらに上げることに成功しました。フォーミュラEのヨーロッパラウンドが4月13日からローマ(イタリア)で開催されるのを前に、昨シーズンのチャンピオンであるアウディスポーツ・アプト・シェフラーは、トップチームとわずか1ポイント差に迫っています。
南中国のリゾート地、海南島で初開催されたE-Prixの決勝レースは、高温多湿のなかで行われ、波乱のレース展開となりました。
4番グリッドからスタートしたアプトは、トップグループで走行して表彰台争いをしていましたが、アクシデントによりセーフティカーが導入され、その後レースは赤旗中断となってしまいます。アプトは、次のようにコメントしています。
「これによって、レース序盤で築き上げたアドバンテージをすべて失ってしまいました。アクシデントが発生するまでは、エネルギー管理もうまくいっていたし、良いポジションをキープしていました」
「このことを考えると、今日のレースは100%満足とは言えません。しかし、フォーミュラEでは、コンスタントにポイントを獲得することが非常に重要です。今のところ、全6戦でポイントを獲得することに成功しています」
6番グリッドからスタートしたチームメイトのルーカス・ディ・グラッシは、アウディeトロン FE05で巻き返しを図ってアプトの直後まで順位を上げますが、最後から2周目にセバスチャン・ブエミ(ニッサン・e.ダムス)が起こしたアクシデントに巻き込まれてレースの続行を断念しました。ディ・グラッシは、次のようにコメントしています。
「今日の結果は本当に残念です。このアクシデントさえなければ、チャンピオンシップで首位に立っていたはずです。それまでは、素晴らしいレースでした」
チーム代表のアラン・マクニッシュは、次のように述べています。「レースが終盤になると、強引にオーバーテイクを仕掛けるドライバーが出てきます。これによって、ルーカスは走行できなくなり、ダニエルもコースから押し出されてしまいました」
「今日の結果には少し失望しています。今日はマシンのパフォーマンスも高く、ドライバーの調子も良く、戦略もうまくいっていました」
アウディカスタマーチームのエンビジョン・ヴァージン・レーシングは、三亜でポイントを獲得することはできませんでした。サム・バードとロビン・フラインスは、ともにアクシデントによってリタイアとなりました。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。