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嵐 大野智、Kis-My-Ft2 千賀健永、A.B.C-Z 五関晃一…振り付けで才能発揮するジャニーズメンバー

2019年03月26日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 昨今、ジャニーズメンバーたちのセルフプロデュースが当たり前になりつつある。コンサートの演出やグッズ、作詞作曲など、実に様々だ。中にはパフォーマンスの振り付けを行なっているメンバーも少なくない。そこで今回は、振り付けも担当する才能溢れるメンバーにスポットを当ててみたいと思う。


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■嵐 大野智
 「ジャニーズでダンスが上手いメンバー」というランキングの上位に必ず名前が挙がる、嵐・大野智。ダンスパフォーマンスはお手の物だが、嵐の楽曲やソロ曲、ユニット曲など数々な曲で振り付けも担当している。大野が振り付けしたダンスを見ると、嵐5人のフォーメーションが特徴的だということが分かる。例えば、「Bittersweet」。出だしの部分から縦一列に並び、ウェーブのような振り付けからスタート。エンディング部分も全員でのシンクロダンスから最後のキメポーズにつながっている。「つなぐ」も然りだ。全体を通してくるくるとフォーメーションが変わり、横一列、V字型、円形、1箇所に集まる……などバラエティに富んでいる。複雑なフォーメーションを考える大野だが、脳内で振り付けをするというのは有名な話である。自身がパーソナリティを務めていたラジオ番組『ARASHI DISCOVERY』(Fm yokohama)の中でも、以前語っていたことがあった。もちろん努力をしていることは想像に難くないが、くるくると立ち位置が変わるフォーメーションを頭の中で考えられる大野は、“天才”と言っても過言ではないだろう。


■Kis-My-Ft2 千賀健永
 ブレイキン、ロック、ヒップホップ、ジャズ、バレエなど様々なジャンルのダンスを網羅し、ダンス大会で優勝した経験もあるKis-My-Ft2・千賀健永。2018年8月22日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)に出演した際には、覆面をかぶったままキレキレのダンスを披露。その腕前を見た中居正広も「ジャニーズじゃねえな」とコメントしたほど。ジャニーズJr.時代も、ダンスが上手いメンバーを集めた滝沢秀明プロデュースユニット、舞闘冠に抜擢されたこともある。経験豊富な千賀だからこそ、振り付けの幅も広い。例えば、5thアルバム『I SCREAM』に収録されている「I Scream Night」は、細かくビートを刻むようなリズムのとり方をするパワフルに踊る系のダンス。一方、同アルバムの「サクラヒラリ」は、桜がひらひら舞い散るような手の動きが特徴的な叙情的な振り付けに。様々な表情を振り付けで表現できる千賀のダンススキルには、注目せざるを得ない。


■A.B.C-Z 五関晃一
 身体能力が高いメンバーが集っているA.B.C-Zの中でも、群を抜いてダンスが上手い五関晃一。無駄のない身体で軽やかに表現されるダンスは、思わず見入ってしまうほどだ。そんな五関のコレオグラファーとしての経歴は、なかなかに華々しい。A.B.C-Zのメンバー、橋本良亮のソロコンサートの振り付け、『滝沢歌舞伎』、『滝沢歌舞伎ZERO』などグループの曲以外の振り付けにも積極的に関わっている。本人もダンスに対して情熱を持っており、アメリカに短期ダンス留学をするなど努力も欠かさない。また、2017年5月27日放送のラジオ番組『A.B.C-Z Go!Go! 5』(FM NACK5)では、4thアルバム『5 Performer-Z』のリード曲「テレパシーOne! Two!」の振り付けを担当したTAKAHIROから大いに影響を受けたことも語っていた。常に貪欲に知識を吸収し続けている五関は、パフォーマーとしてだけでなくコレオグラファーとしての才能もさらに発揮していくのではないだろうか。


 こう見てみると、全員メンバーカラーが青(千賀は水色)だ。メンバーカラー・青は、職人気質で才能あるメンバーが担っていると言われている。そんな彼らが手掛けたクオリティの高い振り付けも含め、楽曲を楽しんでみてほしい。(高橋梓)