中仏合作映画『帰れない二人』が9月から東京・渋谷のBunkamura ル・シネマ、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
ジャ・ジャンクー監督にとって『カンヌ国際映画祭』への出品5作目となる『帰れない二人』は、1組の男女が辿る2001年から2018年の18年間を変わりゆく中国を背景に描いた作品。敵対する組織に襲われた恋人ビンを助けるために銃を発砲したチャオが、5年後に刑期を終えてビンを探しに長江を訪れるが、かつてのビンの姿はそこになかったというあらすじだ。原題は『江湖儿女』、英題は『Ash is Purest White』。
チャオ役にジャ・ジャンクー監督の妻であるチャオ・タオ、ビン役に『薄氷の殺人』で『第64回ベルリン国際映画祭』銀熊賞を受賞したリャオ・ファンがキャスティング。共演者にはディアオ・イーナン、フォン・シャオガンが名を連ねる。