F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、2021年に導入する予定の18インチタイヤのテストプランを固めつつある。2019年秋から2018年型マシンのモディファイ版を使ってテストを行う予定だという。
FIAは、現在13インチのホイール径を2021年から18インチに変更する意向を示しており、ピレリはこれに同意したうえで、F1との契約を2023年まで延長した。
「ミュールカーの提供を受けるため、チーム側と話し合いを行っている」とピレリF1のボス、マリオ・イゾラは語った。
「まだ最終決定はしていないが、解決法を得られると確信している。2019年9月からミュールカーでテストを行うことになるかもしれない」
「18インチ用にモディファイした2018年型マシンだ。適切なミュールカーでテストをすることが非常に大事になる」
「今年は開発の始まりとして3セッション合計6日のテストを行う必要がある。18インチ化というのは大きな変化であり、簡単に設計できるものではない」
「複数のチームがミュールカーを提供してくれるなら、各チームにセッションを割り当てる」
「いい製品を供給したい。今年の後半にテストを開始することで、冬の間に分析し、必要な変更を施すことができる」
「プロファイルの変更を行う場合、新しいモールドを作らなければならず、それには時間がかかる」
「だからこそ、9月、10月、11月にテストを行うことが重要なのだ」
「しかし今年テストに参加しないチームが不利になることはないし、すべてのデータを全チームに提供する」