世の中に実在する“醜い”悪徳美容クリニックを擬人化したWEBムービー「#RealUgly 本当の醜さにメスを。」が公開された。
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このムービーは、聖心美容クリニックが「正しい美容医療クリニック選び」の啓蒙活動として制作・公開したもの。昨年施行された改正医療法により、消費者の優良誤認を招く広告に対しては規制がかけられ、消費者保護に向けた取り組みは少しずつ前進しているが、国民生活センターに寄せられる美容医療に関する相談件数は依然年間1,200件以上もあるという。
こうした状況について、聖心美容クリニックは「数字として見えていない被害、“だまされているのに被害にあっている自覚が無い方”も多く存在している可能性がある」とし、「美容整形が決して知人や友人に話しやすいトピックではないことをいいことに、平気で嘘をつき、不都合な話には耳を閉ざす…そんな汚い手でコンプレックスを鷲掴みにし、腹黒く私腹を肥やす“醜く”育った悪徳美容クリニックが多数残存している」と指摘。
そのため、同じ業界の聖心美容クリニックは「一人でも多くの方に悪徳美容クリニックの“醜い”実態を知って頂くことで、 “悪徳美容クリニックを見極める目=正しい美容クリニック選びの基準”を持って頂き、被害に遭う方をなくしたい、そして人を幸せにするための本来の美容医療を取り戻したい」との想いから、啓蒙活動に乗り出すことにしたそうだ。
WEBムービー「#RealUgly 本当の醜さにメスを。」では、患者を喰い物にしようとする倫理観なき、悪徳美容クリニックの醜い手口や姿勢を、Dr.Beast(ドクタービースト)として擬人化。注意すべき「悪徳美容整形クリニックの“醜い”手口」が一目でわかるよう、割けた舌(嘘を言う二枚舌)、飛び出た目(患者を品定めし、足元をばかり見る目)、閉じた耳(不都合な話になると閉ざす耳)、大きな口(甘い言葉で人を惑わすべく、信憑性のない発言をするビックマウス)など、その実態を体の細部で表現した。
特設サイトでは、そんなDr.ビーストの“醜い”特徴と被害事例を紹介しつつ、その対処法として「正しい美容医療クリニック選び」のポイントについて、わかりやすく解説。医師の説明を「十分に」理解した上で施術を受けることや、「今すぐ」必要な施術かどうか、冷静かつ慎重に判断することの重要性を掲示し、注意を呼びかけている。
聖心美容クリニック統括院長の鎌倉達郎氏は、今回の取り組みについて「これまでも行政や学会などから、悪徳美容クリニックへの注意喚起はありましたが、被害は後を絶たちません。そんな中、これまでと同じ伝え方で良いのかと考えた時に、美容医療業界のリーディングクリニックとして、もっと真剣に現状を世に訴える必要性があると考え、悪徳美容クリニックの被害を無くすという目的のもと、まだしっかり認知されていない、ショッキングな『現実』を世の中にさらけ出す、インパクトのある伝え方が必要だと思い至りました。この活動が正しい美容医療を受けて頂きたい全ての方に、悪徳美容クリニックを見極める目を養う手助けになれば嬉しいです。また、業界内の者として、醜い悪徳美容クリニックに対して、その姿勢を問い直し、自浄していきたいと思っています。そして、我々自身も『私たちは、絶対に醜くなるな』と動画で自戒を込めているように、この姿を反面教師に、常に自分たちの姿を省みていこうという決意も込めています」とコメントを寄せている。
元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20190353786.html