総額5000万円とも噂されたメーガン妃のニューヨークでのベビーシャワーは、「セレブ気取り」「ロイヤルメンバーの自覚が足りない」など故ダイアナ妃の元執事らが痛烈に批判をしていたが、今度はエリザベス女王の元報道官までもが「あれはさすがに度を越えていた」と苦言を呈した。
第1子の出産を控えたメーガン妃は、先月15日より6日間ニューヨークに滞在していた。一泊の宿泊代が約830万円とも言われる高級ホテル「ザ・マーク」のペントハウスでのベビーシャワーは、ハープ奏者を招いたり、世界的に有名なシェフ、ジャン=ジョルジュ・ヴォンゲリヒテン(Jean-George Vongerichten)がデザートメニューを担当するなど大変豪華なものだったという。
英誌『TATLER』はメーガン妃のベビーシャワーは総額2000万円超で、妃の親友でプロテニスプレーヤーのセリーナ・ウィリアムズが全額を支払ったと報じている。またロンドン―ニューヨーク間の移動は、妃の親しいカナダ在住の友人が往路を、復路は俳優ジョージ・クルーニー夫妻がプライベートジェットを提供、移動だけで3000万円近いコストがかかったとも伝えられた。
これは全くのプライベート旅行であり、国民の納める“血税”で豪遊していたわけではないものの、メーガン妃の一連の行動には眉をひそめる人が続出。故ダイアナ妃の元秘書パトリック・ジェフソン氏(Patrick Jephson)や元執事ポール・バレル氏(Paul Burrell)は、「このような派手な振舞いは英王室全体の信用や品位を落とすことにもなりかねない」「由緒ある英王室の一員であるという認識に欠けている」「不道徳極まりない行い」「妃は今後も“ロイヤル流”ではなく、“メーガン流”を貫いていくだろう」と皮肉たっぷりに批判していた。
そんななか、今度はエリザベス女王の元報道官という人物が、妃の行動について口を開いた。ディッキー・アービター氏(Dickie Arbiter)は『Us Weekly』のインタビューのなかで、こう語ったのだ。
「ここ英国ではベビーシャワーを行う習慣はありません。今回かかったコストとニューヨークまでの妃の移動手段は、いくらなんでもちょっと度を越えていますね。」
来月に出産を控える妃は、近々英国でも2度目のベビーシャワーが開催されるもようで、一部メディアは義姉キャサリン妃がホストを務め、メーガン妃の母ドリアさんやヴィクトリア・ベッカムが参加予定だと伝えている。また開催場所も当初予定されていたメーガン妃の新居フロッグモア・コテージではなく、バッキンガム宮殿になるとのことだ。
これについてアービター氏は、「それは私が答えることではないですが。メーガンは米国人ですから、彼女はあくまでも“米国流”を貫くでしょうね」と答えている。
王室入りする前から、自身の生い立ちや米国に住むお騒がせ家族、またこれまでの女優としてのキャリアなど、様々な話題でメディアの注目を集めてきたメーガン妃。ウィンザーに引っ越すのは「静かで安全な環境のもとで子供を育てたいから」というヘンリー王子のたっての希望だったと言われているが、「我々はセレブリティではない。王族であることとセレブリティであることは全く別物である」というエリザベス女王の言葉通り、スキャンダラスな話題を提供しないように節度を保つことも大切なのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)