地方出身の若者の就労支援「ヤンキーインターン」を行うハッシャダイの白ギャル編集長こと関田知子です!
前回の記事では、現代ヤンキーにも「意識高い系」と「低い系」があり、数少ない「意識高い系」のは将来の選択肢を増やすため、向学心が強く、世の中に必要とされる人材になりたいと感じている人が多いという話をお伝えしました。
今回はそんな非大卒の若者こと「現代ヤンキー」の中でも「意識高い系」の彼らを採用するメリットを2つご紹介します。
メリット1「白いキャンバスの様な新卒よりも白い」
「新卒切符」を持っている大卒者の良さを「白いキャンバス」に例えることがありますが、正直、現代ヤンキーは白いキャンバスのような新卒よりも白いです! まだ何色にも染まっていない真っ白なところは現代ヤンキーの最大の魅力と言えます。
大学で色々なことをちょっとずつ知って擦れてしまう子もいますよね。しかし現代ヤンキーは大学へ進学していない分、新卒よりも若くして社会人になる子も多く、若いうちから育てられます。
また素直で吸収力がある上に、素直に実行できるのが現代ヤンキーの強みです。また成長も早く、即戦力になるのにそう時間はかからないでしょう。「若いってすばらしい!」 そう思わずにはいられない飲み込みの早さに感動するはず。
実際、この強みを生かして「ヤンキーインターン」を通じ、成長していく現代ヤンキーも数多くいます。素直に学びたいという姿勢なので、教える側である上司も「この子を育てたい」と前向きな気持ちで教えることができるでしょう。
メリット2「"背水の陣"精神を持つ人が多い」
人生に危機感を持っている現代ヤンキーたち。「なんとかしないと!」「どうにかしないと!」という気持ちが根底にあります。例えばハッシャダイのインターン参加者だと、まず上京をします。その覚悟は並大抵の気持ちではありません。必死な想いがあるからこそ、やる気に満ち溢れており、人一倍努力をします。
また学歴に対するコンプレックスという、一見するとデメリットかもしれませんが、これが「絶対に結果を出してやるぞ!」というハングリー精神に繋がります。このように仕事に対するコミットメントも上がる傾向があるのも特徴のひとつです。
現代ヤンキーはどうしていいのか分からない状態だったり、崖っぷちを経験したりと、未来を描けなかった過去を持っています。だからこそ、やりたいこと、やれることを見つけた彼らは水を得た魚。
「最近の若者はやる気がない」と言われる昨今。一歩を踏み出すことに臆さず、一歩目の踏み込みが速くて度胸がある。そういった熱量は若手人材の中でもかなり秀でていると言えるのではないでしょうか。
「大卒に負けたくない!」 その熱量が現代ヤンキーの強み
「意識高い系」の現代ヤンキーを採用するメリットを2つご紹介しました。
学歴に対してコンプレックスがあっても、気持ちの面で負けない現代ヤンキーが「意識高い系」として世の中で活躍していく若手人材と成長します。その成長に必要なのは、ちょっとしたきっかけを与えてくれる"大人"の存在。
会社に現代ヤンキーがいたら、彼らが自分に足りないところをに気づき、補うために何をすればいいのかが分かるようになるため、道筋を導いてあげてください。こうして彼らはスポンジの様な吸収力とハングリー精神でぐんぐんと成長していくのです。
結果、大卒者と変わらない、中には「大卒者よりも優秀」と言われる若手人材となる人もいます。即戦力にはなれないかもしれませんが、成長の早い「意識高い系」の現代ヤンキーを採用することは、決して後悔しない決断となるのではないでしょうか。
【著者プロフィール】関田 知子
株式会社ハッシャダイ 白ギャル編集長
1989年生まれ。幼い頃から出版社に勤める父の影響で文章を書くこと、編集することに興味を持つ。若者の就労支援を行うハッシャダイの、現在の日本社会の構造上、認知されておらず可能性が閉ざされている「よそもので、ばかものな、わかもの」こそ、今後の日本をより良い方向へ推し進める原動力になるという理念に共感し、ジョイン。
体験と選択格差がない社会の実現を目指し、大人や若者へ向けて執筆中。
詳しくはハッシャダイディスカバリー、ハッシャダイカルチャー、ハッシャダイツイッター、ハッシャダイインスタグラムをご覧ください。