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ベントレー、カリフォルニア8時間レースに2台体制で参戦。元ニッサン、オルドネスが実戦デビュー

2019年03月22日 17:01  AUTOSPORT web

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バサースト12時間で総合6位を獲得した108号車ベントレー・コンチネンタルGT3
トタル・スパ24時間レースや鈴鹿10時間耐久レースをシリーズに組み込む2019年のIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジに参戦するベントレー・チームMスポーツが3月28~30日に行われる第2戦カリフォルニア8時間への参戦体制を発表した。元ニッサンドライバーのルーカス・オルドネスがベントレーでの実戦デビューを果たす。

 IGTCはスパ24時間や鈴鹿10時間、バサースト12時間など、世界各地で行われる耐久レースで争われるシリーズで、ポルシェやフェラーリ、ニッサン、ホンダなどがフル参戦している。

 ベントレーも、このIGTCにメーカーとして参戦しており、改良型ベントレー・コンチネンタルGT3を投入。開幕戦となったバサースト12時間では総合6位を獲得している。

 ベントレーは、下り勾配のシケイン“コークスクリュー”が特徴的なラグナ・セカを舞台に争われるカリフォルニア8時間に、107号車と108号車の2台を投じる。107号車の布陣はバサースト12時間と変わらず、スティーブン・ケイン/ジョーダン・ペパー/ジュール・グーノンの3名だ。

 そして108号車にはニッサンとグランツーリスモのコラボレーション“GTアカデミー”で頭角を現し、レーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせたオルドネスと、昨年はレクサスRF F GT3でシリーズを戦っていたマーカス・パルタラ、長年ベントレーのワークスドライバー“ベントレー・ボーイ”として活躍するマキシム・スーレの3名が乗り込む。

 今年ベントレー・ボーイ入りするオルドネスとパルタラは、7月25~28日に行われるスパ24時間への参戦がアナウンスされており、それに先駆けてカリフォルニア8時間でベントレーでの実戦初戦を迎える。

 2018年限りでニッサンのGT3プログラムを離れたオルドネスは「ベントレーのような歴史あるブランドでレースを戦えるなんて本当に光栄だ。特に2019年がブランド誕生100周年という節目なのだから、なおさらだよ」と述べている。

「舞台が数々の歴史が生まれているラグナ・セカという点も、デビュー戦をよりエキサイティングなものにしてくれる。最高の成績が出せるよう、チームスタッフやドライバーたちと連携して任務を遂行するよ」

 ベントレーのモータースポーツ活動を取りまとめるブライアン・ガッシュは「去年の参戦計画は開発の側面が大きかったが、今年は“ゲーム”を戦うために参戦している。だから優勝は夢ではなく目標であり、全戦で勝利を目指していく」と意気込みを語っている。

「(カリフォルニア8時間でデビューする)ルーカス(オルドネス)とマーカス(パルタラ)の戦う準備は整っている。シリーズで勝利を収めるためにはドライバーひとりひとりが安定したペースを刻むことが重要で、このゴールに向けた第一歩としてラグナ・セカは理想的な環境だ」

「同時に、アメリカにいるベントレーファンに我々の勇姿を披露できる機会になるし、コンチネンタルGT3のポテンシャルを改めて披露できるはずだ」