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イチロー「口説く相手に仰木監督選んだのは大きかった」

2019年03月22日 04:18  ナリナリドットコム

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マリナーズのイチロー外野手(45歳)が3月21日、現役引退を表明した。東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕2戦目終了後に記者会見を行い、引退の胸中などを語った。

会見の中で、“決断”について問われたイチロー選手は、オリックスからポスティングで海を渡った当時のことを振り返った。

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アメリカでプレーするために、今とは違う形のポスティングシステムだったんですけど、自分の思いだけではそれは叶わないので、当然、球団からの了承がないといけないんですね。

じゃあそのときに、誰をこちら側……こちら側というと敵味方みたいでおかしいですけど、球団にいる誰かを口説かないといけない、説得しないといけない。

そのときに一番に浮かんだのが仰木監督ですね。

その何年か前からアメリカでプレーしたいという思いは伝えていたこともあったんですけど、仰木監督だったら、美味しいご飯で、お酒飲ませたら……飲ませたらってあえて言ってますけど、これはうまくいくんじゃないかと思ったらまんまとうまくいって。

これがなかったら何も始まらなかったので、その口説く相手に仰木監督を選んだのは大きかったな、と思いますね。

また、「ダメだ、ダメだ」とおっしゃってたものが、お酒でこんなに変わってくれるんだって。
お酒の力をまざまざと見ましたし。でも、やっぱり洒落た人だったなと思いますね。仰木監督から学んだもの……計り知れないと思います。


元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20190353749.html