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イチローが貫いたもの「野球を愛したこと」

2019年03月22日 03:26  ナリナリドットコム

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マリナーズのイチロー外野手(45歳)が3月21日、現役引退を表明した。東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕2戦目終了後に記者会見を行い、引退の胸中などを語った。

会見で「イチロー選手が貫いたもの、貫けたものはなんでしょうか」との質問を受けたイチロー選手の回答は次の通り。  

※※※ ※※※ ※※※

野球のことを愛したことだと思います。これは変わることはなかったですね。

子供の頃からプロ野球選手になるのが夢で、それが叶って、最初の2年、18~19の頃は1軍に行ったり、2軍に行ったり。そういう状態でやってる野球は結構楽しかったんですよ。
で、94年、3年目ですね。仰木監督と出会って、レギュラーで初めて使っていただいたわけですけれども、この年まででしたね。楽しかったのは。

あとはその頃から急に番付上げられちゃって、一気に。それはしんどかったです。力以上の評価をされるというのはとても苦しいんですよね。
だからそこからはね、純粋に楽しいなんてことは……もちろん、やりがいがあって達成感、満足感を味わうこと、たくさんありました。ただ、じゃあ楽しいかというと、それとは違うんですよね。そういう時間を過ごしてきて、将来はまた楽しい野球をやりたいな、と。

これは皮肉なもので、プロ野球選手になりたいという夢が叶ったあとは、そうじゃない野球をまた夢見ている自分があるときから存在したんですね。

これは中途半端にプロ野球生活を過ごした人間には待っていないもの。
例えば草野球、草野球に対して、プロ野球でそれなりに苦しんだ人間でないと、草野球を楽しむことができないのではないかと思っていて。
これからはそんな野球をやってみたいなと思います。


元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20190353744.html