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14歳少女が充電中のスマホで感電死 相次ぐ悲劇に 「命を懸けたロシアンルーレットと同じ」と専門家ら警告(露)

2019年03月21日 16:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

またしてもロシアで充電中のスマホにより少女が感電死(画像は『The Sun 2019年3月19日付「ELECTROCUTION TRAGEDY Teenage girl dies after dropping mobile phone in bath as officials warn checking devices in the water is like playing ‘Russian roulette’ with your life」(Credit: EAST2WEST NEWS)』のスクリーンショット)
度々の注意喚起にもかかわらず、再びロシアで悲劇が起こった。14歳の少女が充電中のスマホを手に入浴し、感電死したのである。『The Sun』『Metro』などが伝えた。

ロシア連邦チュヴァシ共和国チェボクサリに住むユリア・ヴィソツカヤさん(14歳)は自宅浴室で入浴中、充電中のスマホが手から滑り落ちて感電した後に溺死した。娘の異変に気付いた両親が救急車を呼ぶも、既にユリアさんは亡くなっており、駆けつけた救急隊員らによって死亡が確認された後、ユリアさんは遺体安置所へと搬送された。

ロシアでは、10代少女の充電中スマホによる感電死が1年ほどの間に3件も起こっている。2018年2月には、モスクワのセルプホフスキー地区にあるボリショエ・グリズロヴォ村で、充電したスマホで音楽を聴きながら入浴していたクセーニヤ(Kseniya)・Pさん(12歳)が、何かの拍子でスマホが浴槽に落ちて感電し命を落とした。食事の支度をしていた母親が心配して浴室を覗くと、浴槽内に沈んでいる変わり果てた娘と浮いているスマホを発見したという。

また、昨年12月にはシベリア地方イルクーツク州ブラーツクにある自宅の浴槽で、iPhoneを充電したまま使用していたイリーナ・リュブニコワさん(15歳)が感電死した。イリーナさんは古代ギリシャの格闘技「パンクラチオン」のチャンピオン選手でもあった。

イリーナさんの死亡後、イルクーツク州大学ラジオ=エレクトロニクス部門学長のユーリー・アグラフォノフ教授は、「水は電流を流れやすくするため、非常に危険。220ボルトの電圧が流れるコンセントにスマホを差し込まない限り、悲劇が起こることはないのです」と警告を発していた。そして今回またしても起こってしまった悲劇に、電子工学技師のアンドレー・スタノヴスキーさんは、「スマホを充電したまま浴槽でリラックスするということは、命を懸けたロシアンルーレットをしているのと同じようなもの」と注意を喚起している。

このニュースを知った人からは、「充電中のスマホを浴室で使用する危険さを絶対に学ばないといけない」「もしロシアの浴室にコンセントがあるとしたら、それもどうかと思うが」「周りにその危険性を教える人が誰もいないのかな」「まだ若いのに、お気の毒に」といった声があがっている。

画像は『The Sun 2019年3月19日付「ELECTROCUTION TRAGEDY Teenage girl dies after dropping mobile phone in bath as officials warn checking devices in the water is like playing ‘Russian roulette’ with your life」(Credit: EAST2WEST NEWS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)