トップへ

トルソーに服を着せてウォーキング、「ネグレクト アダルト ペイシェンツ」2度目のショーは"偽物"がテーマ

2019年03月20日 23:41  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

2019年秋冬コレクション Image by: FASHIONSNAP.COM
ビス(BiS)やビッシュ(BiSH)などのアイドルグループをプロデュースする渡辺淳之介のファッションブランド「ネグレクト アダルト ペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」が、2019年秋冬コレクションショーを渋谷ヒカリエで開催した。コレクションテーマは「FAKE、ほぼだいたい偽物」で、トルソーを使ったユニークな演出が際立った。

 ネグレクト アダルト ペイシェンツは、昨年2月に立ち上がったブランドで、2019年春夏コレクションをランウェイショー形式で発表し、上下ジャージ姿でカップ焼きそばを食べるモデルなどで話題を集めた。2度目のショーとなる今シーズンは、モデルたちがそれぞれの職業をプリントしたTシャツに黒いパンツ姿で登場し、トルソーにアイテムを着せてランウェイを歩くモデルがモデルではない偽物の演出を選んだ。大半のアイテムには中心と右肩部分に同じ長さのジップが付けられており、コートとシャツ、ブルゾンとニットなどそれぞれのアイテムを解体して自由に組み合わせることができる。スクリーンには事前に撮影したモデルのウォーキング映像を投影。「ショーを見に行くというのは体験であって、ルックはサイトで見る人が多いと思う」という考えから、あえてモデルがコレクションを着用しないファッションショーにしたという。

■ネグレクト アダルト ペイシェンツ:2019年秋冬コレクション全ルック■ファッションウィークの最新情報:特設サイト