美容室チェーンAgu.グループを運営するAB&Companyは3月20日、「新入社員の髪型に関する調査」の結果を発表した。調査は今年3月にネット上で実施し、人事担当者200人から回答を得た。
「新入社員に対して髪型が気になったことはある」という人は63%。また、「同じ会社の人に髪の毛について注意することはある」という人が52%だった。人事担当は新入社員の髪型が気になっているようだ。
お客さんに好かれそうなのは「ダークブラウンの重めセミロング」
社会人として許容できる髪色はどこまでかを聞いた。男性の髪色に対しては39.5%、女性の髪色に対しては44.5%の人事担当者が「明るすぎないナチュラルブラウンまでであれば許容できる」と回答した。
飲食店などのサービス業では、男女どちらとも暗めの髪色が好まれることが判明したが、女性は男性よりも明るい髪色で出社しても許される業種が多かった。
また11種類の女性の髪型の中から「仕事ができそう」と思う髪型を聞いた。最も多かったのは「ダークブラウンのストレートヘア」(写真1番目/63%)。次いで、暗めのワンレンボブ(写真4番目/46.5%)となった。
一方で、明るめの髪色でパーマのかかった髪型(写真5.9.11番目)は4~5%に留まり、ほとんどの人事担当者に選ばれない結果となった。
同じ髪型の中で「お客さんに好かれそう」と思うものを聞くと、「ダークブラウンの重めセミロング」(54%/写真2番目)が最多。以降、ボブヘアー(写真4番目、46.5%/8番目、42.5%)が上位3つに入り、明るめの髪色でパーマは11~12%しかいなかった。
「入社後数か月で女性社員が坊主の金髪にしてきた」
人事担当者が実際に、遭遇した新入社員の髪型に関する仰天エピソードを聞くと、「ちょんまげみたいなヘアスタイルに唖然とした。(その他・40代男性)という人のほか、
「入社2か月ぐらいで、コーンロウ(編み上げ)にした社員がいました」(製造業・40代男性)
「研修の1日目は黒髪だったのに、翌日派手目のアッシュになっていた」(情報通信業・20代女性)
「入社後数か月で女性社員が坊主の金髪にしてきた」(その他・40代女性)
と派手目の髪型に変えてきた人がいたという声が多かった。同社はおすすめする新入社員の髪型として、「男性は、暗めの髪色で清潔感を感じられる髪型。女性は明るすぎない髪色で、長すぎないストレートの髪型」を推奨するとしている。