昨シーズン限りでヒュンダイのWRC世界ラリー選手権参戦ラインアップを外れたヘイデン・パッドンが、WRC復帰の道を模索していることを明かした。
1987年生まれでニュージーランド出身のパッドンは2018年シーズンに行われたWRCの13戦中7戦に出場。第13戦オーストラリアでは総合2位に入るなど活躍した。
しかし、2019年シーズンに向けてヒュンダイは9度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブと契約。その影響を受け、パッドンはシートを失っている。
WRCでのシートは失ったパッドンだが、2019年に向けてはヒュンダイ・ニュージーランドのサポートを受けて活動は継続する。ニュージーランド国内ラリーやラリークロス、ヒルクライムなどに参戦する予定だ。
2016年のラリー・アルゼンチンで優勝経験もあるパッドンは、WRC公式サイトのWRC.comに対し、WRC復帰の夢を諦めておらず、可能な限り早く戻れるよう準備を整えていると語った。
「(交渉の)ドアは閉じていないし、将来WRCに復帰するべく動き続けている」とパッドン。
「シーズン開幕序盤という今のタイミングでは、2020年シーズンが現実的な目標になるだろう。ただ、何が起きてもおかしくないし、諦めるつもりもないよ」
「今年もいろいろな活動を通じてドライビングは続けていくし、いつチャンスが来てもいいよう、110%のコンディションを整えるためにトレーニングと準備を入念に行っていく」
「明日チャンスが舞い込んでも、戦う準備はできているよ」