トップへ

部下の3割「言っていることが上司に理解されない」 理想の男性上司は「決断力」、女性上司「コミュ力」のある人

2019年03月20日 12:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

電子書籍サイトのコミックシーモアは3月20日、「新年度における職場環境」の調査結果を発表した。調査は今年2月にネット上で実施し、22~49歳のビジネスパーソン1032人から回答を得た。

新年度を迎える際に不安やストレスを感じることを聞くと、「将来への不安」(77.8%)、「職場環境の変化」(74.9%)、「年次が上がって求められることが増える」(71.5%)が7割以上となった。

理想の部下像は「常に前向き」「仕事が丁寧」「最後まで諦めない」

普段接する相手とのコミュニケーションにストレスを感じるかを聞くと、上司に対しては67.3%、部下に対しては62.1%が感じているという結果となった。お互いコミュニケーションが上手くいっていないと感じているようだ。

上司に求めるものを聞くと、男性の上司には「決断力」「コミュニケーション力」「マネジメント力」を求める一方、女性の上司に対しては「コミュニケーション力」「親しみやすさ」「柔軟性」「気配り力」などを求めていることが明らかとなった。

部下から見た「上司のやりづらい点」を聞くと、「言っていることが理解されない」が約3割。部下は本心の裏にある感情を読み取ってもらえていないと感じている。

一方、上司が選ぶ理想の部下像では、「常に前向きな姿勢を見せる」(56.3%)、「仕事が丁寧」(48.2%)が上位に入った。他にも「最後まで諦めない」(46.4%)、「忍耐力がある」(42.7%)など、熱い気持ちを持って、仕事に臨む部下が重宝されていることが明らかとなった。

理想の上司『ホタルノヒカリ』高野誠一、理想の部下『重版出来!』黒沢心

同調査を元に、女子マンガ研究家・小田真琴氏が「理想の上司キャラクター」「理想の部下キャラクター」をセレクトし、ランキング化した。

「理想の上司キャラクター」の1位には、『ホタルノヒカリ(ひうらさとる/講談社)』の部長こと「高野誠一」をピックアップ。感情が安定しており、部下の気持ちも理解し、的確にアドバイスをする姿が理想的としている。

2位には、『ベルサイユのばら(池田理代子/フェアベル)』の「オスカル」、3位は『逃げるは恥だが役に立つ(海野つなみ/講談社)』の「津崎平匡」を選出した。

「理想の部下キャラクター」では、1位に『重版出来!(松田奈緒子/小学館)』の主人公「黒沢心」を選出。新人らしく前向きで、かつ体育会系でガッツ溢れる姿には、思わず仕事を任せてしまいそうだという。

2位には、『働きマン(安野モヨコ/講談社)』の「松方弘子」、3位には『ハチミツとクローバー(羽海野チカ/白泉社)』に登場する「山崎一志」をピックアップした。同社は理想の「上司」「部下」のキャラクター特徴は、現在の組織において求められることと一致するとしている。