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BMW Team Studie、2019年もM4 GT4でブランパンGTアジア参戦。相澤陽介氏がデザインを担当

2019年03月20日 11:11  AUTOSPORT web

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相澤陽介氏がデザインディレクションを担当したBMW Team StudieのBMW M4 GT4
BMW Team Studieは3月20日、2019年もブランパンGTワールドチャレンジ・アジアに2台のBMW M4 GT4で参戦すると発表した。今季もベテランの木下隆之と砂子塾長が起用されるほか、有名ブランドのデザインで高名な相澤陽介氏がチームのデザインディレクションを担当。今までのレーシングカーにないデザインスキームが採用されることになった。

 2008年からスーパーGT GT300クラスに参戦していたBMW Team Studieは、2018年から世界への挑戦を開始。新たに世界的に流行しつつあるGT4カテゴリーのマシン、BMW M4 GT4を投入し、2台体制でブランパンGTシリーズ・アジアに挑んでいた。

 今季もチームは、BMWジャパンとのコラボレーションチームとして、新たに『ブランパンGTワールドチャレンジ・アジア』と名称が変更されるシリーズに2台のM4 GT4を投入。市販車とまったく同じマシンで参戦することで、BMW Mモデルの高性能と信頼性の高さを訴求。モータースポーツ活動を通じ、BMWブランドのさらなる価値向上、およびBMW市販モデルの販売促進に貢献していく。

 ブランパンGTアジアのGT4カテゴリーは、ジェントルマンドライバーにあたるブロンズカテゴリーのドライバーしか起用することはできないが、今季もチームはブロンズにあたる木下と砂子という強力なふたりを起用。昨年獲得したシリーズチームチャンピオンに加え、ドライバータイトルを奪い、2019年の完全勝利を目指していくという。

 そして今季の大きなトピックスが、チームのデザインディレクションをWhite Mountaineeringの相澤陽介氏が手がけるということだ。相澤氏はパリコレ出展やMoncler W、BURTON THIRTEEN、adidas Originals by White Mountaineeringなどさまざまなブランドのデザインを手がけている著名デザイナーだ。

 相澤氏は、今季のBMW Team Studieの全体のデザインモチーフとして、ケルト文様からイメージされたものを採用。繋がっているサーキットを彷彿とさせるケルト文様の特徴を活かしながら、BMWのMストライプに採用されるネイビー、ブルー、レッドの3色を施し、BMWのオフィシャルチームであることを表現している。

 このデザインはマシンはもちろん、ドライバーのレーシングスーツやチームウェアにも採用されるという。これまでのレーシングカー、レーシングチームのデザインにはなかったスタイルだが、チームは相澤氏のディレクションにより、「従来のレースシーンから一歩踏み出します」としている。

 チームを支えるBMW Team Studie Official Clubは今季も継続。斬新なデザインで、今季もBMW Team Studieがファッショナブルに、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアに旋風を吹かせてくれそうだ。