トヨタ自動車は、2019年春に発売を予定している新型スープラ『トヨタ・GRスープラ』について、想定を大きく上回る受注状況だと明かした。
トヨタが1月のデトロイトモーターショーで世界初公開した新型スープラは、2002年に生産が終了した先代モデルから17年の時を経て復活を果たすトヨタを代表するスポーツカーだ。
この新型スープラは初代モデルから数えて5世代目にあたり、“ピュアスポーツ”としての基本性能を追求。トヨタ86よりも短いホイールベースや低い重心高、ライバルの量産スポーツカーと比較してもトップレベルのトレッド比を持つ。
搭載されるエンジンは、スープラ伝統の直列6気筒エンジンを継承した3リッターのツインスクロールターボエンジンと、直列4気筒の2リッターツインスクロールターボエンジン。このうち直4ターボエンジンについてはチューニングの異なる2タイプが用意されている。
そんな新型スープラは、3月から全国のGRガレージで特別展示がスタート。多くの来場者を集めているという。
また、具体的な発売日や販売価格がアナウンスされていないながらも、予約が好調といい、とくに直6ターボを搭載する最上級グレードのRZについては、半数を超える販売店で初年度分として予定していた注文台数に到達するほどの人気ぶりとのこと。
この状況を受け、トヨタはリリースのなかで「これもひとえに、スープラの復活を待ち望んで下さっていた、多くのファンの皆さまのご愛顧の賜物であるとTOYOTA GAZOO Racing一同その大きな反響に心動かされました。改めまして心より感謝申し上げます」と述べている。
「GR Supraは、TOYOTA GAZOO Racingの知見やノウハウが詰まった、お客様に心から走りを楽しんでいただけるクルマを目指して、これまで開発を進めてまいりました」
「グローバルモデルとして海外の工場で生産していることもあり、お届けするまでしばしお時間を頂戴しますが、何卒ご理解賜りたくよろしくお願い申し上げます」
なお、今後の状況については今年春に予定されている発売のタイミングをめどに、改めてアナウンスするとのこと。