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ブラック企業のヤバすぎる実態「有休申請で退職勧告」「旧日本軍みたいな感じ」「最大43連勤」

2019年03月20日 07:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ブラック企業には、残業代の未払いや日常的な嫌がらせなど、働く人を不幸にする出来事であふれている。キャリコネニュース読者から寄せられた、ブラック企業で疲弊したエピソードを紹介する。

営業として働いていた20代女性は、平日は休憩なしで14時間労働、休日はサービス出勤で無給労働していた。残業代は出るはずもなく、手取りは13万円。女性が勤務先に対して未払いの残業代を支払うよう訴えたところ、

「払えない。払うとお給料が膨大な量になる。そんなお金はない」

と言い放たれ、唖然とする。それでも女性は「じゃあ訴えます」と食い下がると、「誰にも言わない」という誓約書を書かされたうえで、解決金を受け取れた。

43連勤させられるにも関わらず、ミスすると基本給減額

営業職の40代男性は、過去の職場で行っていた日課が「ブラックでした」という。勤務先には「こんな社員はいらない」として、会社の事を考えない社員、協調性のない社員など、5つのタイプの"ダメ社員リスト"が貼られている。毎朝それを全員で読むことから始まる。男性は、

「旧日本軍の『欲しがりません勝つまでは』みたいな感じでした」

と振り返る。

人事として働いていた40代男性は、当時の勤務先が「36協定違反を隠すためにデータを改ざんしていました」と明かす。組織的に行われていた悪事を発見し、内部告発窓口に相談したが、「話を聞くどころか、激しい嫌がらせを受けました」という。

また30代男性は過去の勤務先で、最大43連勤したという。夜勤明けにそのまま日勤シフトに入ることもあるなど、激務に耐えていた。疲れた状態ではミスをしやすくなるのは当然だ。だが勤務先は男性をフォローせず、

「仕事で間違いを犯したら、それを理由に勝手に基本給を下げられました」

とさらに男性を追い詰めた。

朝から晩まで働いて休憩10分だけなのに月収15万

販売・サービス業で働く20代男性の勤務先では、ボーナス支給額が健康診断の結果で決まっている。男性はこの方針について、「病気になりたくてなった訳じゃないのに、結果が悪いと『自己責任』でボーナスなしですよ」と批判。

ひどい話はこれだけではない。有給休暇を申請したという理由で、退職を勧められた人がいるというのだ。土日にやむを得ず有休申請を出すと、「この職に対する認識が甘すぎる。公務員への転職をお勧めする」という脅迫文が送られてきたという。

販売・サービス業に従事する30代女性は、「朝から夜まで働いて休憩は10分だけ」というブラックな環境で働いている。食事をとる時間もなく「月収は15万です」と嘆く。

40代女性の過去の勤務先では、月に一度イベントを開催。従業員が準備をしたが、終電近くなっても終わらないほど忙しかった。そのため、「従業員が自費で近くにホテルをとって間に合わせていました。これが毎月あったのがきつかった」と振り返った。

ほかにも、

「社長が部下を平手打ちし続ける」(30代、女性、クリエイティブ)
「暴言 物を投げつける日常的 台風や地震の時も否応なく出勤させられる」(50代、女性)

といった体験談が寄せられた。