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福田雄一監督が『シャザム!』日本語吹替監修&演出を担当 杉田智和ナレーションによる特別映像も

2019年03月20日 00:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 4月17日公開の映画『シャザム!』の吹替監修・演出を、『銀魂』の福田雄一監督が担当することが決定。あわせて、声優の杉田智和がナレーションを務める、90秒で分かる『シャザム!』特別映像も公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、見た目はオトナだが中身はコドモの“ピュア”ヒーローの活躍を描いたコメディ・アクション。ある日、ナゾすぎる魔術師からスーパーパワーを託された身寄りのないイマドキの悪ガキ、ビリー・バットソンは、悪ガキ仲間のフレディと一緒に、スーパーマンにも負けない怪力をアチコチで試すわ、稲妻パワーをスマホの充電にムダづかいするわで、中学レベルのピュアハートで悪ノリ全開だった。そんなビリーの前に、これまたナゾすぎる科学者Dr.シヴァナが現れ、せっかく手に入れた魔法のチカラを狙われることになる。


 独自のコメディセンスで映画実写版『銀魂』シリーズやドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)などの大ヒット作を手がけ、ドラマ、映画、CM、舞台と大活躍を見せている福田監督。今回、日本語吹替の監修・演出の両方を日本の映画監督が担当するのは映画史上初の試みで、福田監督自身が大のアメコミ好きであることから実現した。


 配給のワーナー・ブラザース映画は、「『シャザム!』はDCユニバース初のコメディということで、映画実写版『銀魂』シリーズ、昨年放送のTVドラマ『今日から俺は!!』、舞台と今、コメディジャンルのクリエイターとしては間違いなくトップランナーの福田雄一監督へ吹替版監修&演出の依頼を昨年の10月に打診、監督に作品をご覧頂き、正式に快諾頂きました。福田監督自身が大のアメコミファンなのでアメコミ愛を注ぎ込んで、ファンの方々にも楽しんで頂ける作品を作って頂けると確信しました。福田監督からは、声優陣のアイデアを頂き、 吹替版“アベンジャーズ”?!的に史上最大級に豪華なキャストを揃えることができました。吹替版をご覧になって『くだらねぇ~』って言って頂くことが最高の褒め言葉かと思っております(笑)。吹替版、字幕版で違う楽しみ方ができるはずなので、是非、両バージョンともにご期待頂けたらと思っております」と、福田監督起用の理由を明かしている。


 福田監督は「猛烈なアメコミファンで、アメリカンギャグコメディが大好物! なところに! ワーナーさんから、こんなお話頂いたらやらないわけにはいきません! そして、この! 弱い者が強く変身して活躍するという王道がたまらない! しかも今回、子供ですからね! 子供! その変身の振れ幅がガチ大きいわけです! 興行的にも強敵ひしめくゴールデンウィーク! 笑って笑って笑った後にがっちり感動できますよ!」とコメントし、アメコミへの愛とリスペクトを寄せる。福田監督と言えば、ムロツヨシや佐藤二朗といった“常連”の俳優を多くの作品に起用し、どんな作品でも“福田監督らしい”世界観を作り出してきた人物。果たして、史上初の日本語吹替の監修・演出で、どのような声優陣が集結するのだろうか。


 また、あわせて公開された特別映像では、アニメ『銀魂』や『涼宮ハルヒの憂鬱』など多くの人気作品で声優を務める杉田がナレーションを担当。突如スーパーパワーを手に入れたヒーロー・シャザムがフレディとスーパーパワーをテストする様子や、 シャザムの力を狙う宿敵Dr.シヴァナとのバトルシーンが描かれている。さらに特別映像の最後には、スーパーヒーローを演じたザッカリー・リーヴァイ、ビリーを演じたアッシャー・エンジェル、フレディを演じたジャック・ディラン・グレイザーのコメントも収録。ジャックが「“見た目はオトナ、中身はコドモ”がこの映画の魅力!」と本作をアピールすると、エンジェルは「日本には有名なキャラクターがいるって聞いたよ。“見た目がコドモで中身がオトナ”の……」と続ける。そして、リーヴァイが「『シャザム!』は『名探偵コナン』の逆、だから『逆コナン』ってあだ名がついてるんだ」と、日本の国民的人気アニメシリーズと本作の設定が似ているとコメントし、本作同様和気あいあいな様子を確認できる。 (リアルサウンド編集部)