アウディスポーツ、2019年も日本で3シリーズ10台をサポート。ドライビングイベントも開催
2019年03月19日 19:31 AUTOSPORT web
フォーミュラEやDTMドイツ・ツーリングカー選手権でファクトリーレーシング活動を行う一方、スポーツブランドとしてのアウディスポーツの構築、市販のRSモデルの販売、そしてカスタマーレーシングカープログラムで世界中のレーシングチームをサポートしているアウディ。
この日六本木で行われた『Audi Sport conference 2019』では、アウディのモータースポーツの歴史、そしてアウディスポーツの日本における販売台数等が発表され、日本においては2018年、RSモデルの売上新記録を達成したことが語られた。
2019年に向け、アウディジャパンでは、アウディスポーツ・カスタマーレーシングカープログラムのもと3シリーズに参戦する9チーム10台をサポートする。まず、スーパーGT GT300クラスでは、リチャード・ライアンと富田竜一郎のコンビを擁するAudi Team Hitotsuyamaが参戦。こちらは今季からスイッチするR8 LMSエボとヨコハマタイヤを武器とし、トップ争いへの復帰を目指す。
またピレリスーパー耐久シリーズには、ST-Xクラスにスマート・ツェー／道見真也／フィリップ・タンのトリオでX WorksがR8 LMSを投入。また、ST-TCRクラスにはBirth Racing Project（BRP）、WAIMARAMA KIZUNA Racing Team、Team DreamDrive、Audi Team Marsの4チームがRS3 LMSを投入する。すでにドライバーは多くが明らかにされているが、WAIMARAMA KIZUNA Racing Teamには千代勝正が加わった。
また2019年からスーパーフォーミュラの併催で開催されるTCRジャパンシリーズには、Nilzz Racingが1台、Purple Racingから2台、そしてBRPから1台と合計4台のアウディRS3 LMSが参戦する。TCRジャパンはすでに多くのエントリーが予想されているが、レースによってはここからさらにRS3 LMSが増える可能性もある。
アウディジャパンは、これらのカスタマーレーシングプログラムを支えており、車両に必要な2500アイテム／10200点のパーツを積むパーツトレーラーを各シリーズに派遣している。チームにとっては非常に心強いサポートで、日本でこのサポートを行っているメーカーはアウディとニッサン／ニスモしかない。アウディスポーツのブランド認知向上、イメージ強化へ向けたアウディジャパンの意気込みと言えるだろう。
また今季、ステップを踏んで、レース参戦までのドライビングを体験できる『Audi Race Experience』の概要を発表したほか、新たに女性ドライバー専用の運転トレーニングプログラム『Audi Women's driving experience』、さらにアウディスポーツオーナーやファンに向けた『Audi ice experience』、『Audi Sport Owners Meeting』、『Audi Sport Days 2019』等、数々のイベントが行われる予定だ。
アウディスポーツ・カスタマーレーシングカープログラム
2019年参戦チーム
スーパーGT GT300
Audi Team Hitotsuyama／Hitotsuyama Audi R8 LMS
リチャード・ライアン／富田竜一郎（第3ドライバー：アレッシオ・ピカリエロ）
ピレリスーパー耐久シリーズ
ST-X
X Works／X Works R8
スマート・ツェー／道見真也／フィリップ・タン
ST-TCR
Birth Racing Project／BRP Audi Mie RS3 LMS TCR
松本武士／篠原拓朗／HIROBON／太田侑弥
WAIMARAMA KIZUNA Racing Team／WAIMARAMA KIZUNA Audi
堀知主ロバート／千代勝正／KIZUNA
Team DreamDrive／BRIN・NAUB RS3 LMS
竹田直人／白坂卓也／田ヶ原章蔵／奥村佳之
Audi Team Mars／Phoenomen Mars Audi RS3 LMS
岡島秀章／加藤正将／下山征人／今村大輔
TCRジャパン
Nilzz Racing／Audi RS3 LMS
牧野淳
Purple Racing／Purple Racing RS3 LMS
Yoshiki
Purple Racing／Purple Racing RS3 LMS
Kenji
Birth Racing Project／Audi RS3 LMS
植田正幸
