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大人のためのラグジュアリーホテル「そわか」が祇園に開業、客室全てが異なるデザインに

2019年03月19日 18:42  Fashionsnap.com

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「そわか」外観 Image by: FASHIONSNAP.COM
ラグジュアリーホテル「そわか(SOWAKA)」が3月25日、京都・祇園八坂エリアにグランドオープンする。価格は1泊3万円~。

 そわかは京阪電鉄 祇園四条駅から徒歩約10分の場所に位置し、昨年11月に開業した本館と25日にオープンする新館から構成されている。⿂⾕繁礼建築研究所が設計した全23室の客室は全て異なるデザインに仕上げられ、客室に置かれるアンティークの調度品のセレクトは下鴨に構えるギャラリー「Antiques & Art Masa」、家具のコーディネートは「アルク」が手掛けた。
 本館は、大正後期から昭和初期にかけて建設された数寄屋建築の元老舗料亭をリノベーションして活用。約100平方メートルのスイートルームをはじめ、日本庭園が望める客室や、半露天風呂を備えた客室、茶室付きのメゾネットタイプなど様々な部屋を用意し、梁や井戸、釜など当時の台所の名残が残るラウンジやバーも展開している。
 本館に隣接する新館は新築で、杉目模様の外観が特徴。館内には坪庭の景色を眺めることができる客室や、町家のような細長い客室、畳敷きの小部屋を備えた客室などが並び、部屋と部屋が接することが無いよう各フロアにはアプローチが設けられた。レストランでは2008年から10年連続でミシュランガイドで星を獲得した実績を持つ西麻布の名店「ラ・ボンバンス」が創作和食を提供。宿泊者以外も利用が可能で、ディナーのほかランチの展開を予定しているという。
 支配人の矢島泰介氏は、同ホテルの宿泊者の70%以上が訪日外国人になると見込んでおり、「日本の家屋に泊まってみたいと考える外国の方は多くいらっしゃるが、旅館や民宿のようにハウスルールが多いと使いづらさをお客様が感じてしまうので、そわかは日本の建物にホテルの快適性を落とし込んだ施設になっていると思う」と話す。周辺には八坂神社や清水寺、高台寺、京都の五花街のひとつである祇園甲部の中心地 花見小路通などが徒歩圏内に立ち並んでおり、「朝早く起きて清水寺へ行かれるなど、人が少ない時間のまた違った京都を見てゆっくりと過ごして頂けたら」と提案している。今後の展開として、庭園のプライベートツアーなど宿泊者を対象とした限定イベントの開催を視野に入れているという。
■そわか(SOWAKA)住 所:京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル清井町 480電話番号:075-541-5323開業日:本館2018年11月23日(金)※新館含むグランドオープン 2019年3月25日(月)本 館:客室数10室(27~97平方メートル)離 れ:客室数1室(34平方メートル)新 館:客室数12室(35~70平方メートル)施 設:バー・レストラン公式サイト