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マツオインターナショナル、民事再生手続申請中のロン・都の事業を継承へ

2019年03月19日 18:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ロン・都の公式サイトより
「ヴィヴィアン タム(VIVIENNE TAM)」などを展開するマツオインターナショナルが、3月18日に長野地方裁判所に民事再生手続を申し立てたロン・都の事業の一部を、長野地方裁判所の事業譲渡許可決定を前提に譲受すると発表した。譲受の完了は5月下旬を予定。
>>マツオインターナショナルはヴィヴィアン タム事業をTSIから2016年に譲受

 ロン・都は1967年3月に設立。創業の地である長野県を中心に半世紀にわたり「ロン・都」「ピュアハウス」などの婦人服・紳士服の販売事業を営んできたが、帝国データバンクなどの報道によると1997年10月の長野新幹線の開通に伴い客足が首都圏などに流れたほか、ネット通販などの台頭により売上高が減少。金融機関の支援も得ながら事業を継続していたものの抜本的な改善には至らず、自力での再建を断念したという。負債は約34億9,200万円。2018年2月期の年商は20億5,900万円だった。
 マツオインターナショナルはロン・都の知名度と商品仕入・店舗運営のノウハウを受け継ぎ、新しい顧客の開拓を目指すほか、現在のマツオインターナショナルにない新業態の立ち上げも検討しているという。