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教員の7割「髪型校則に疑問を感じたことがある」 9割が「時代に合わせて、髪型に関する校則も変わっていくべき」

2019年03月19日 12:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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P&Gは3月18日、学生の髪型校則をテーマにした「髪型校則へのホンネ調査」の結果を発表した。調査は今年2月にネット上で実施し、現役中高生400人、20歳以上の男女200人、現役教員400人から回答を得た。

現役中高生と卒業生である20歳以上の男女に「生まれつき茶色い地毛を、学校から黒染めするよう促された経験がある」と回答した人は7.3%で、13人に1人が経験していることが分かった。

「学生らしい髪型って具体的にどういった髪型ですか?」

「自由な髪型が許されても良いと思う」という学生は69%にのぼるが、なぜ髪型校則がなぜあるのか、教員に理由を聞いたことがあるという人は9.5%しかいなかった。

また教員で「勤務している学校の髪型校則に疑問を感じたことがある」と回答した人は70%。「時代に合わせて、髪型に関する校則も変わっていくべき」も87%となった。同社は、学生・先生ともに髪型校則に対して疑問や課題を持ってはいるが「双方で対話をする場がないのでは」と推測する。

同社は3月18日から「#この髪どうしてダメですか」キャンペーンを展開。地毛証明書の話や地毛にも関わらず、髪を黒く染めるよう指導される学生がいる報道を見て開始したという。

同日、朝日新聞に掲載された広告は、中高生・卒業生と現役教員合計1000人の回答を元に作られた。広告には、

「地毛証明書を出す理由を教えてください」
「水泳で髪が茶色くなった子も、黒く染めなきゃいけないんですか?」
「学生らしい髪型って具体的にどういった髪型ですか?」
「どうして髪が肩についたら結ばないといけないの?」

といった髪型の校則に関する本音が掲載されている。同社は「少しでも学生の個性の尊重について考えるきっかけをサポートできたらと願っております」とプレスリリースでコメントしている。