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2020年のGRスープラGT500参戦決定で去就はどうなるのか!? レクサスくま吉に直撃してみた

2019年03月18日 20:41  AUTOSPORT web

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2020年のGRスープラGT500投入に、去就が注目されるレクサスくま吉。LC500ラストイヤーの開幕を前に、その去就を直撃した。
1月、幕張メッセで行われた東京オートサロンで、TOYOTA GAZOO Racingは2020年からスーパーGT GT500クラスに、いま話題沸騰中のGRスープラをベースマシンとして投入することを発表した。かつてGT500クラスを盛り上げた『スープラ』の名称復活にファンは大きな期待を寄せている。しかし筆者は、その時点でいまスーパーGTを盛り上げている一匹の去就が大いに気になってしまった。その将来はいったいどうなってしまうのか……!? 2ヶ月間抱え続けた疑問を解消するべく、岡山公式テストを訪れていたレクサスくま吉を直撃した。

 レクサスくま吉は、2013年からスーパーGTが行われているサーキットやイベントで、ピットウォークやステージなどを大いに盛り上げているキャラクター。その愛くるしいルックスのみならず、イタズラ好きなところやアグレッシブな仕草で、子どもたちのみならず大人のファンも魅了。レーシングチーム関係者やドライバー、はたまたライバルチームのスタッフやドライバーにも愛されている。レースクイーンの抱擁をなんなくゲットするムカつくヤツ……もとい、カワイイヤツだ。

 そんなレクサスくま吉は、9月3日アメリカ生まれ。好きな食べ物はバーベキュー、ニューヨークチーズケーキ。一方、トヨタ/レクサスのモータースポーツ活動においては、スーパーフォーミュラをはじめとしたレースを盛り上げているトヨタくま吉がおり、こちらは10月4日日本生まれ。好きな食べ物はB級グルメで、ふたりは“別くま”なのだ。

 これまでレクサスくま吉は、GT500クラスのレクサスLC500参戦チーム、GT300クラスのレクサスRC F GT3参戦チームを中心に盛り上げてきた(もちろんGT300のプリウスGTを走らせてきたaprのドライバーたちとも仲良しだったが)。

 しかし2020年、GT500はGRスープラに車種が変更される。つまり、トヨタブランドでの参戦だ。そうなれば、来季のサーキットにはトヨタくま吉が来るに違いない。ではレクサスくま吉は来季どうなってしまうのか……? 役目を終えてアメリカに帰ってしまうのか? それとも冬眠にでも入るのか……?

 そんな疑問をぶつけるべく、岡山国際サーキットファン感謝デーを訪れ、役目を終えてヒマそうにしていたレクサスくま吉をつかまえ、メディアセンターに拉致。長机越しに取材を敢行した。なお、レクサスくま吉はしゃべるなんていう無粋なことはしないので、筆談での取材だ。以下、レクサスくま吉との一問一答。

■アメリカに帰ろうかまよっています。
Q:レクサスくま吉さん、2020年からGT500はGRスープラになります。あなたはお払い箱なんですか? 冬眠に入るんですか?


レクサスくま吉(以下レクサスくま吉):アメリカに帰ろうかまよっています。

Q:必然的に、来季のスーパーGTにはトヨタくま吉が来ることになります。人気はすべてかっさらわれてしまいますが……。


レクサスくま吉:それはくやしいので名前を変えてGTに来たいです。

Q:たとえばどのような?


レクサスくま吉:あの子はトヨタくま吉。ぼくは『スープラくま吉』とか。

Q:なるほど。なんとか生き残りを模索しているわけですね。そうなるように願っております。では最後に、ファンの皆さんへ今年の目標をお願いします。


レクサスくま吉:トヨタくま吉よりファンをかくとくする!

Q:……今日はありがとうございました。

 というわけで、なんとかトヨタくま吉との共存共栄を模索しているレクサスくま吉。肝心の去就については「社のほうに………」と本人も悩ましい状況のよう。いずれにしろ今季のサーキットで会えるのは間違いないので、皆さん見つけたらたっぷりたわむれましょう。

くま吉ワールド
https://toyotagazooracing.com/jp/kumakichi/