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「資産運用だけで月20万円。仕事やる気がなくなった」 “小金持ち”40代独身男性の悩みが話題に

2019年03月18日 17:31  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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働かないでお金が欲しいと思ったことがない人は恐らくいないだろう。ただ、いざ働かなくてもお金が手に入る手段が見つかると、生きることに価値を見出だせなくなるのかもしれない。

はてな匿名ダイアリーで3月14日、「小金持ちになって仕事やる気がなくなってきたわけだが」というエントリーが寄せられた。投稿者は41歳の独身男性。資産運用だけで月に20万円ほどの稼ぎを手にできるようになったのは良いが、

「生きていくだけなら資産運用だけでギリギリ生きていける、なんて考えるとやる気が起きない」

と仕事へのモチベーションが激減してしまったと悩みを綴った。(文:石川祐介)

「自分なら仕事辞めて週3でバイトする」といった声も


投稿者は、仕事は忙しくストレスフルではあるが、その分給料はいいと語る。しかしお金への不安がなくなった今、「ボーッとしている時間も増えてきた気がする」と仕事が手につかなくなったという。

コメント欄では、「投資で成功しても人生は幸せにならないという例」という声のほか、

「俺なら仕事やめる。ただ完全に無職になると人間としてダメそうなんで、週3ぐらいでバイトはしそう」

自分の立場に置き換えて羨望の眼差しを向ける声も出ていた。「ぼーっと過ごしても10年後にはあっという間に目も耳も衰えるから」と、働けるうちに働いておいたほうが良いとアドバイスを送る人もいた。

「小金持ちで結婚あきらめたオッサンってほど迷惑厄介。さっさとリタイアせよ。職場の士気が下がる」

また、やる気のない社員が職場にいると雰囲気が悪くなるため、退職を願う厳しい意見も見られた。

「愛する誰かのために生きないと人生は長すぎる」

投稿者は仕事をしなくてもお金が手に入る手段を見つけたことが、モチベーション低下の原因と考えているようだが、コメントでは、

「41歳独身男性、って多くの人が生きること自体にやる気が無くなって来ない?」

という指摘も。妻子が入れば何かとお金が必要だが、一人ならそこまででもない。ストレスフルだが給料が高い職場だというが、投稿者が何のためにこんなに頑張っているのだろうと思うのも無理もない。

「普通の人間は弱い。愛する誰かのために生きないと人生は長すぎる」

というコメントもあった。結婚できる時に結婚しておかないと、歳を重ねた時に生きることに意味を感じなくなり、味気ない人生を送ることになるのだろうか。

趣味が多く好奇心の強い人は、独身貴族として人生を満喫できそうだ。しかし、みんなみんなそうではない。結婚は長く人生を楽しむための、未来への投資と考えることもできそうだ。