AIは今、さまざまなサービスに組み込まれ、社会へ浸透しつつある。サービスの“よくある質問”コーナーなどの対応に、AIを活用する動きも多く見られるようになった。・JR東日本と「OKWAVE」が連携し、チャットサービスを提供日本初、最大級規模のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴは、JR東日本グループの株式会社JR東日本ネットステーション(JRNets)と連携し、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の「Apple PayのSuica」ならびに「モバイルSuica」のそれぞれのWebサイトを利用する客向けの案内の強化・充実を目的とした「チャットで質問」のソリューションとして、同社のAIチャットボット「OKBIZ. for Chat& Bot」「OKBIZ. for AI Agent」の提供を開始した。
1999年7月設立された株式会社オウケイウェイヴでは、日本初のQ&Aサイト「OKWAVE」を2000年1月より運営している。法人向けには、「OKWAVE」の運営ノウハウを基にした、大手企業、自治体の500サイト以上が導入する国内シェアNo.1のFAQシステム「OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support」や、顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support」、AIエージェントサービス「OKBIZ. for AI Agent」などを提供。今後は、AI、ブロックチェーン、情報セキュリティの各技術を組み合わせたサービス展開を検討しているという。・客からの質問を受け付け、回答データベースから検索して表示このたびのJR東日本との連携では、JR東日本が展開する「Apple PayのSuica」ならびに「モバイルSuica」、それぞれのWebサイトに、チャットボット機能(「OKBIZ.for Chat & Bot」)を導入し、チャットボットによるサポート画面を表示する。
チャットボットは、文章等で客の質問を受け付け、FAQの回答データベースから自動検索し、質問内容に対応する回答文を表示するというもの。チャットボットがFAQの回答データベースから回答文を自動検索する際に、AI機能(「OKBIZ. for AI Agent」)を活用。これにより、過去の客からの質問内容や回答文への評価を自動的に学習し、回答文の検索精度の向上が見込める。