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2020年卒就職人気企業ランキング「銀行離れ」依然顕著 メガバンクがトップ40に入らず

2019年03月18日 16:50  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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学情は3月18日、2020年に大学・大学院を卒業する予定の学生を対象にした、「就職人気企業ランキング」の調査結果を発表した。調査は昨年12月から今年3月にかけて実施。学部3年生・大学1年生9482人から回答を得た。

昨年まで4年続けて1位だったANA(全日本空輸)は、今年は5位に下がった。乗務員の飲酒問題などが影響したと見られている。1位を獲得したのは伊藤忠商事で、6年ぶりの首位奪還となった。

理系は味の素、カゴメ、ロッテなど食品系が人気


2位は味の素。3位はJTBグループ、4位はオリエンタルランドだった。

6位以下は、昨年10位位内に入らなかった企業の躍進が目覚ましい。7位の丸紅は昨年168位から大きく順位を上げた。9位の大日本印刷、10位のソニー・ミュージックグループは、昨年はそれぞれ21位と29位だった。

業界別に見ると、1位の伊藤忠商事を始めとする七大商社は、全て昨年より順位を上げている。銀行業界のうち、最も順位が高かったのは47位の三菱UFJ銀行。昨年の41位から6つ順位を下げた。銀行業界では、60位のゆうちょ銀行(前年37位)、72位のみずほ銀行フィナンシャルグループ(前年45位)、87位の三井住友銀行(前年67位)などが軒並み下がっている。

文理別に見ると、理系の食品業界人気の高まりが伺える。理系の上位10社のうち、1位から8位までは、味の素、カゴメ、ロッテグループなど、全て食品業界だった。

男女別の順位では、男性の1位が伊藤忠商事、2位がアサヒ飲料、3位が丸紅だった。丸紅は昨年の100位から大きく躍進した。女性の1位はJTBグループ。昨年1位だったANAは4位に下がった。丸紅は女性のランキングでも、昨年の244位から14位にまでランクを上げている。