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乃木坂46 新内眞衣が語る、新たなポジションの確立 「貪欲さが自分の中にあってよかった」

2019年03月18日 10:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 乃木坂46が4月3日より『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)水曜日の担当に決定。パーソナリティを新内眞衣が担当する。


(関連:【写真】乃木坂46新内眞衣『ANN』インタビュー


 新内は2016年3月より3年間『乃木坂46・新内眞衣のオールナイトニッポン0(ZERO)』(水曜深夜/以下、『0(ZERO)』)のパーソナリティとして活動。今回は『乃木坂46のオールナイトニッポン』としての抜擢となる。2018年3月まで4年間ニッポン放送の関連会社でOLと乃木坂46との兼任を続けていた新内。番組では地元・埼玉トークや『あいのり』(フジテレビ系)、MDプレイヤー、携帯小説……と新内の個性溢れるニッチな話題を展開している。


 リアルサウンドでは、パーソナリティ発表記者会見後、新内に個別取材を行なった。同番組の構想はもちろん、グループ最年長・27歳というタイミング“だからこそ”掴めた夢についても語ってもらった。(渡辺彰浩)


・「佐久間さんの誕生日にプレゼントを持って行きたい」
ーーまずは『オールナイトニッポン』のパーソナリティ就任おめでとうございます! 改めて、今の気持ちを聞かせてもえますか。


新内:リスナーのみなさんが聴いてくれているのもありますし、スタッフさんも番組を盛り上げようと思ってやってきてくれていました。1年だったのが2年、2年だったのが3年と続いて1部というのは積み重ねてきたもののおかげです。みなさんが用意してくれた1部に行かせていただくのはすごく嬉しいですね。


ーー1部就任発表の前週に当たる3月6日放送時のTwitterの番組ハッシュタグ(「#乃木坂新内ANN0」)を追うと、リスナーのみなさんから番組が終わってしまうのではないかと心配の声が多く上がっていました。


新内:私も3日前の全国握手会までこのことを知らなかったんです。「私も知らないんだよー」って思いながら(笑)、みなさんのコメントを見ていました。


ーーラジオをきっかけに新内さんのファンになったという方も多いですか?


新内:ありがたいことにすごく多いです。握手会ではラジオの話題もたくさん話してもらうので、いい意味で近い存在でいれてるのかなって。


ーー3年間『0(ZERO)』のパーソナリティをやられてきたわけですが、いつかは1部でもやりたいという気持ちもありましたか?


新内:『0(ZERO)』枠をやらせていただくだけでもありがたいことでしたし、あんまり高望みしない性格なので、ただ番組が続いてくれればいいなと思っていました。


ーー次は水曜の『0(ZERO)』がテレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さんです。今度は新内さんが挨拶に行くということも?


新内:佐久間さんの誕生日にプレゼントを持って行きたいです。あとは、シングルのリリース週に「2部でもかけてください」とCDを持って行ったり、繋がりを大切にしたいと思います。曜日は違いますが、三四郎さんとは同じ『0(ZERO)』としてこの3年で仲良くなることもできました。


ーーこれまでの3年間の放送を振り返って印象的な出来事はありましたか。


新内:2017年のバースデーライブ(『乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE』)を3日間やった後に『0(ZERO)』の放送があったんですけど、会場がさいたまスーパーアリーナで有楽町に戻ってくるのが大変だなってことでAD・舟崎(彩乃)ちゃんの実家で生放送をしたのは前代未聞でした。自分でも破天荒なことやってるなって思いますね。スタジオじゃなくて家だったので、途中からめちゃくちゃ眠くなっちゃって(笑)。


ーー舟崎さんとのやり取りは番組のお決まりですね。親密な関係性がないと出来ない放送です。


新内:スタッフさんは舟崎ちゃん以外全員男性なので助かっています。同い歳で、話も合うので。ご飯に行ったりもしています。


・「諦めずにやっていると叶うこともあるんだよと言いたかった」
ーー昨年6月には欅坂46の長濱ねるさんからリスナーとして投稿メールが届いたこともありました。


新内:「新内の話聞く!? 本当に!?」って思っちゃって、現実味がないというか。自信を持ってお届けしてる部分もあるんですけど、下の世代の女の子に響くのかなと思って。嬉しくもあり、恥ずかしくもあり、「話半分で聞いておいて……」って思います。


ーー『0(ZERO)』では出身の埼玉トークや『あいのり』(フジテレビ系)の懐かしい話題、妄想トークも番組名物となっていますが、1部ではその内容も変わっていくのでしょうか?


新内:自分が作ってきた3年間を全てクリアにするというよりかは積み重ねだと思うので、『オールナイトニッポン』でも自分の色を出していけたらいいなと思います。基本的には一人でやらせていただくのでシングルリリースやスペシャルウィークの時にメンバーに来てもらうという形になると思っていて。ゲストとのトークも大事にしつつ、全国放送になるのでより磨いていかなきゃなと思います。コーナーについてはパワーアップするかもしれないですが、基本的には変わらずですかね。


ーー今後出演してほしい乃木坂46のメンバーはいますか?


新内:深夜ラジオなので18歳になってやっと出られるというメンバーに来てほしいです。深夜ラジオに慣れてない子をこちらの世界に引き込むというのが私の役目のひとつだと思うので。それこそ、(渡辺)みり愛は来年20歳になる年で、2期生は全員が出れるようになる。来てほしいなと思いますね。


ーー先月の『乃木坂46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE』では、新内さんが4期生の自己紹介を見守る姿が印象的でした。4期生にも出演できるメンバーはいますよね。


新内:生放送というよりは、収録ラジオからの方がいいのかなと思ってます。2年前に3期生の収録コーナーがあったんですよ。好評をいただいていたそうなので、そういったかたちで声を届けられたらなと思っています。


ーー先ほどの会見では「坂道グループから若い子の声も届けられるように」と言っていましたが、仲の良い欅坂46の土生瑞穂さんが出演するというのは?


新内:乃木坂46同士の仲の良さが伝わる会話は『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でも放送されていたりするじゃないですか。でも、欅ちゃんと私たちが喋ってる姿をお見せする機会はこれまであまりなかったので……恥ずかしいですね(笑)。


ーーそれでもリスナーは期待していると思いますよ。3月6日放送の『0(ZERO)』ではファッション誌『andGIRL』、ウェブメディア『Oggi.jp』のレギュラーモデルに起用されたことを発表していました。新内さんの「夢って叶うんですよ」という言葉は多くのリスナーの心に響いたと思います。


新内:きっと今やらせていただいているモデルもこの歳じゃないと叶わなかったことですし、私がこの歳まで乃木坂46にいるからこそ叶った夢でもあって。このタイミングというのは重要だなと思いますね。夢を追いかけている人は冷静に自分の環境とか状況をいろいろ考えつつ、諦められなかったら追いかけるのもありだし。モデルという夢は私もずっと言い続けていたわけですけど、「やりたい! やりたい!」と過剰にアピールしていたわけではなく、たまたまタイミングがあって出会ったご縁なので。『andGIRL』はアラサー層向けの雑誌だったのでちょうどいいということでお話をいただけたと思うんです。100%叶うわけじゃないですけど、諦めずにやっていると叶うこともあるんだよと言いたかったです。……普段はあんまり真面目なこと言わないので、うちのラジオでは(笑)。


・「次に繋げられるようにとずっと思ってやってきた」
ーー乃木坂46は卒業メンバー、現役のメンバーが様々なシーンで活躍されていて、「夢を叶えられる場所」として確固たる地位を築くグループに成長してきました。新内さんが『オールナイトニッポン』パーソナリティに抜擢されたことや、このタイミングでのレギュラーモデル起用もまた新たなポジションを確立した印象です。


新内:最年長ですし、いろいろ考えることはありますね。ハンデではないですけど、人の3倍は頑張らないといけないと思っていますし、“ダンスは出来ない”と当たり前にはしたくなかった。次に繋げられるようにとずっと思ってやってきましたし、だからこそラジオも2年目に続いた時は嬉しかったです。『0(ZERO)』の前にもラジオ(『OL兼任アイドル 新内眞衣のまいちゅんカフェ』(bayFM)をやっていて、それが終わって新しく『0(ZERO)』が始まって。そういう貪欲さが自分の中にあってよかったなって思います。個人としてだけではなく、グループとして『レコ大』を取るのも大きな夢でしたし、『紅白』に出るのも夢だったので。小さくても大きくてもいいから、とりあえず夢を持つことは大事だなと思います。夢に向かっていると、『オールナイトニッポン』のパーソナリティという思わぬ夢も叶ってしまいました(笑)。


ーー1部への就任はグループとしても夢が叶えられたということですよね。最後にパーソナリティの意気込みを聞かせてください。


新内:一人で2時間喋るというのは大変ですし、全国放送で聴く人も増えるので気を引き締めてやっていかないといけないなと思うのですが、新内らしく、 肩肘張らずにお届けできたらいいなと思っています。


ーー目標としては何年続けていきたいですか?


新内:年数を決めることは難しいですが、いい意味でずっと続けていきたいですし、(ほかメンバーに)繋いでもいけたらいいなと思っています。(渡辺彰浩)