スーパーGT岡山公式テストは3月17日、走行2日目を迎え午前のセッション3が行われた。ウエットのなかでのテストとなったが、走行途中から天候が回復しはじめ、チェッカー周にベストタイムが更新されることに。CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rがトップタイム、MOTUL AUTECH GT-Rが続いた。GT300クラスはLEON PYRAMID AMGがトップタイムをマークしている。
朝から雨が降り、ウエットコンディションとなってしまったスーパーGT岡山公式テストの走行2日目。この日の走行開始時に予定されていたセーフティカー訓練も11時からに変更されるなど、タイムスケジュールにも変更が見られた。走行開始直前はやや雨は小康状態だったものの、走りはじめから雨が強まっており、また気温が低すぎることからウエットタイヤテストも行いづらく、走行を見合わせるチームも多く見られた。
そんななか、9時06分には峰尾恭輔がドライブしていたPACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEが2コーナーでスピンを喫したため、赤旗が提示される。2コーナーではオイルが出ていたようで、その処理のために9時15分の再開となった。その後はウエットのなかでの走行となったが、開始から40分が過ぎる頃になると雨が止みはじめ、時折日射しが出はじめた。
このセッションでは最後までスリックでの走行はできなかったが、セッション後半に向けて少しずつ路面が乾き始め、タイムも向上。前日駆動系トラブルに見舞われた31号車TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GTをのぞく全車がラップを重ねた。
11時になると、当初予定されていたセーフティカー訓練を実施。本番さながらにスーパーGTならではと言えるクラス別の整列を行い、その後チェッカーが振られることになった。最終的にトップタイムをマークしたのは、セーフティカー明けに1分26秒556をマークした平手晃平のCRAFTSPORTS MOTUL GT-R。ほとんどのGT500車両がチェッカー時にベストタイムがマークされており、ベストタイムはコンディションに拠るところが大きい結果となった。
2番手は松田次生のMOTUL AUTECH GT-Rで、3番手には石浦宏明のZENT CERUMO LC500、4番手には山本尚貴のRAYBRIG NSX-GT、5番手には中嶋大祐のMOTUL MUGEN NSX-GTと続いた。
GT300クラスは、前年チャンピオンのLEON PYRAMID AMGがトップタイム。今回、蒲生尚弥がドイツに向かっているため黒澤治樹ひとりでのドライブとなっているが、精力的に周回を重ねている。2番手にはグッドスマイル 初音ミク AMGが2番手に続き、3番手にはModulo KENWOOD NSX GT3、4番手にはMclaren 720Sがつけた。5番手にはJLOC ランボルギーニ GT3がつけているが、トップ3はGT500と同様チェッカー間際にベストタイムが記録されている。
スーパーGT岡山公式テストは、この後14時から最終のセッション4が行われる。