自殺未遂報道をTwitterで否定したパリス・ジャクソン 現地時間16日、故マイケル・ジャクソンの娘パリスが自殺未遂で近くの病院に搬送されたと芸能情報サイト『TMZ』が報じた。しかしその数時間後、パリス本人が「嘘つき!」と同サイトに対する怒りのツイートをアップし、報道を否定した。
『TMZ』は関係者らの証言として、「16日午前7時半頃、ロサンゼルスのパリスの自宅に警察や救急医療サービスが駆けつけた」「パリスはリストカットを試みたようだ」と報じた。
故マイケル・ジャクソンの一人娘である
パリス・ジャクソン だが、今月初めに父の性的虐待疑惑に迫るドキュメンタリー番組『Leaving Neverland』が放送されたばかり。同番組では幼少期にマイケルから繰り返し性的虐待を受けたと主張する2人の男性、ウェイド・ロブソンさんとジェームズ・セーフチャックさんが詳細を語っており、その生々しい描写は世界中に波紋を呼んだ。
『Leaving Neverland』の放送後は、ニュージーランドやカナダのラジオ局がマイケルの楽曲をプレイリストから外すと表明、また現在ワールドツアー中のラッパー、ドレイクはマイケルの未公開ボーカルをフィーチャーしたヒット曲『Don’t matter to me』をコンサートで歌わない意思を表明したと伝えられていた。
真偽のほどは別としても、『Leaving Neverland』が大きな波紋を投げかけたことは紛れもない事実であり、故マイケル・ジャクソンのこれまでの偉業と名声は大きく汚された形となった。同番組を制作した米ケーブルTV局HBOは先月、マイケルの遺産を管理する「マイケル・ジャクソン・エステート」から「故人への非難禁止条項を盛り込んだ過去の契約を違反している」として訴訟を起こされており、その損害賠償額は1億ドル(約110億円)以上にのぼると言われている。
そんな状況の中で『TMZ』はマイケルの娘パリス・ジャクソンが「自殺未遂を起こした」と報じ、『Leaving Neverland』が投げかけた波紋がその直接の原因であると伝えたのだ。
しかしその後、パリス本人がこの報道を真っ向から否定、自身のTwitterで同サイトを「嘘つき野郎」と罵った。
『Leaving Neverland』放送後は沈黙を貫いていたパリスだが、「父親の名声が汚されているのになぜ黙っているんだ?」と非難されると、14日にTwitterで、
「父の名誉に関しては、これまで伝えてきたこと以外にもう話すことは何もない。」
「みんな、私の人生を私以上に深く考えすぎ。」
などと投稿し、比較的穏やかな態度を見せていた。
リストカット報道が流れた16日の午後3時頃には、自宅に戻る姿がキャッチされているが、幼少時代より暗い闇を抱え過去に度々自殺未遂を起こしたパリス・ジャクソンだけに、周囲は彼女の精神状態をひどく心配していることだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)