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関ジャニ∞、『crystal』で通算37作目の1位獲得 簡潔な中でポップスを最大限に聴かせる3曲に

2019年03月17日 10:31  リアルサウンド

リアルサウンド

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参考:2019年3月18日付・週間シングルランキング(2019年3月4日~2019年3月10日)


 2019年3月18日付のオリコン週間シングルランキングで1位を獲得したのは、関ジャニ∞の『crystal』。29作連続1位にして、通算37作目の1位です(エイトレンジャー名義作品を含む)。


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 「crystal」の作詞作曲編曲(作詞は高木誠司との共作)は、ヒットファクトリーであるagehaspringsの所属作家の大西省吾。これまでも関ジャニ∞の多くの楽曲の編曲を担当しており、最近では歌い手出身のシンガー・そらるの楽曲の編曲を手がけているのも目を引きます。


 MVでは関ジャニ∞がバンド演奏をしているように、バンドのような手触りのサウンド。一方で、2番からはバックトラックにプログラミングの音が増えていきます。そしてギターソロを挟んで転調へ。希望を歌うこの楽曲にふさわしい展開を見せます。作詞作曲編曲を大西省吾が手がけたからこその、ひとつの世界観を描いたまとまりが楽曲にあります。


 初回限定盤と通常盤のカップリング「咲く、今。」の作詞は松原さらりで、こちらもヒットファクトリーであるonetrapの所属作家。作曲は、シンガーソングライターのオカダユータです。そして楽曲は、カントリーロックのようなサウンドによるミディアムナンバー。歌いだしのボーカルが非常にせつなく、思わず楽曲に引きこまれます。


 通常盤のみに収録されているカップリングの「月曜から御めかし」は、メンバーの錦戸亮が作詞。作曲は、松原さらりと同じくonetrapの所属作家の南田健吾。ロックサウンドに乗せた勢いに満ちたボーカルを聴かせます。


 ここで紹介した3曲とも、実は4分未満。ポップスにおいて簡潔であることは非常に重要であり、簡潔な中でポップスを最大限に聴かせる3曲です。(宗像明将)