映画『ワイルドライフ』が7月5日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。
同作は、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『プリズナーズ』『ルビー・スパークス』などの出演で知られるポール・ダノの初監督作。『ルビー・スパークス』で共演したパートナーでもあるゾーイ・カザンと共同で脚本・製作も手掛けた。
1960年代のモンタナ州の田舎町を舞台にした『ワイルドライフ』は、父の失業、母の浮気、別離などを通して幸せだった家族が崩壊していく様を、14歳の1人息子ジョーの視線から映し出した作品。原作は『ピュリツァー賞』受賞作家のリチャード・フォードが1990年に発表した『WILDLIFE』となる。
夫の失業で働くことを余儀なくされ、やがて不安と孤独に苛まれていくジョーの母ジャネット役を演じるのはキャリー・マリガン。命の危険も顧みず、山火事を食い止める出稼ぎ仕事に旅立つ父ジェリー役をジェイク・ギレンホールが演じる。14歳の主人公ジョー役を演じるのは、8歳でキャリアをスタートさせ、これまでにM・ナイト・シャマラン監督『ヴィジット』などに出演しているエド・オクセンボールド。